INTRODUCTION |
Natsuko: こんにちは、なつこです。 |
Naomi: なおみです。 |
Chris: Chris here. There's No Chance You'll Find This Japanese Lesson Boring! |
Naomi: おー こんなふうに言ってくれるとうれしいですね。前回の続きのレッスンになります。ビジネスで役立つ日本語の第二回目です。 |
Natsuko: 前回は、Webデザインの会社に勤めている中田さんが、電話でお客さんと話をしていました。 |
Chris: In the last lesson, we heard Mr. Nakata, who works at a web design firm, speaking on the phone with a client. |
Natsuko: 今回は、中田さんが、実際にそのお客さんの会社へ行って打ち合わせをします。 |
Chris: In today's lesson, Mr. Nakata will be meeting face-to-face at his client's company. |
Naomi: 初めてお客さんと会うので、自己紹介もしていますね。 |
Chris: They'll be meeting for the first time, so he'll have to introduce himself. |
Natsuko:それでは、さっそく聞いてみましょう。 |
DIALOGUE |
谷口:お待たせしました。ILLトラベル広報部の谷口と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 |
中田:申し遅れました。コスモスデザイン営業部の中田と申します。よろしくお願いいたします。 |
谷口:どうぞ、お掛けください。 |
中田:お忙しいところお時間を頂きありがとうございます。 |
今日はもう少し詳しいお話をお伺いして、次回までにご提案とお見積もりをご用意したいと考えております。 |
谷口:はい、よろしくお願いします。 |
中田:では、さっそくですが、今回のリニューアルの一番の目的は何でしょうか。 |
谷口:そうですね。。かっこよくて、使いやすいサイトにすることでしょうか。 |
中田:デザイン性が高く、使い勝手のよいサイトですね。なるほど。 |
では、今のWebサイトの情報量には満足されていますか。 |
谷口:いえいえ、とても十分とは言えませんね。 |
中田:具体的にはどのような情報を追加したいとお考えですか。 |
谷口:ツアーの様子がわかる写真とか、ビデオをもっと載せたいです。 |
中田:視覚的にわかり易くしたいということですね。 |
谷口:それから、お電話でも申し上げましたが、お客様がご自分で旅行プランを作れるようにしたいんです。 |
中田:そうでしたね。 |
谷口:あの、、システムの機能や仕様の要望を提示するのは、とても私にはできないので、まず、御社からご提案をお願いしたいのですが。 |
中田:かしこまりました。 |
私どもは、そういうシステム構築の事例を数多く持っておりますので、ご安心してお任せください。 |
Natsuko: 次は、英語が入ります。 |
谷口:お待たせしました。ILLトラベル広報部の谷口と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 |
Chris: Sorry to have kept you waiting. I'm Taniguchi from ILL Travel's Public Relations department. Very pleased to meet you. |
中田:申し遅れました。コスモスデザイン営業部の中田と申します。よろしくお願いいたします。 |
Chris: Excuse me for not introducing myself sooner. My name is Nakata from Cosmos Design's Sales department. It's very nice to meet you. |
谷口:どうぞ、お掛けください。 |
Chris: Please have a seat. |
中田:お忙しいところお時間を頂きありがとうございます。 |
Chris: Thank you for taking the time to see me when you're so busy. |
中田:今日はもう少し詳しいお話をお伺いして、次回までにご提案とお見積もりをご用意したいと考えております。 |
Chris: My hope is that we can talk today in more detail, and then by next time I will have prepared a proposal and an estimate for you. |
谷口:はい、よろしくお願いします。 |
Chris: Yes, thank you. |
中田:では、さっそくですが、今回のリニューアルの一番の目的は何でしょうか。 |
Chris: So, to jump straight in, what is the main objective of this site overhaul? |
谷口:そうですね。。かっこよくて、使いやすいサイトにすることでしょうか。 |
Chris: Let me see...probably to make our site a stylish, easy-to-use website. |
中田:デザイン性が高く、使い勝手のよいサイトですね。なるほど。 |
Chris: So a well-designed, user-friendly site. I see. |
中田:では、今のWebサイトの情報量には満足されていますか。 |
Chris: And are you satisfied with the current site's volume of information? |
谷口:いえいえ、とても十分とは言えませんね。 |
Chris: No, no, I couldn't say it's completely sufficient. |
中田:具体的にはどのような情報を追加したいとお考えですか。 |
Chris: Specifically, what type of information are you thinking you'd like to add to the site? |
谷口:ツアーの様子がわかる写真とか、ビデオをもっと載せたいです。 |
Chris: We'd like to put up more photos that would let you see what our tours are like, more videos and such. |
中田:視覚的にわかり易くしたいということですね。 |
Chris: So you'd like to make it visually easier to understand. |
谷口:それから、お電話でも申し上げましたが、お客様がご自分で旅行プランを作れるようにしたいんです。 |
Chris: And also, I said this on the telephone, but we want to make it possible for customers to create their own travel plans on the site. |
中田:そうでしたね。 |
Chris: That's right. |
谷口:あの、、システムの機能や仕様の要望を提示するのは、とても私にはできないので、まず、御社からご提案をお願いしたいのですが。 |
Chris: Um, I can't make requests about system functions or technical specifications at all, so I would like to request a proposal from your company first of all. |
中田:かしこまりました。 |
私どもは、そういうシステム構築の事例を数多く持っておりますので、ご安心してお任せください。 |
Chris: Understood. |
We have many previous examples of system constructions like that, so please relax and leave it to us. |
POST CONVERSATION BANTER |
Naomi: 会話の最初の自己紹介のところで、たぶん、名刺交換をしていたんでしょうね。 |
Natsuko: そうですね。日本では、ビジネスの場面では、自己紹介をしながら普通名刺交換もします。 |
Naomi: 「名刺交換」というのは、名刺を交換することなんですけど、クリスさんは、営業の仕事をしていたんですよね。 |
Chris: はい、そうですね。 |
Naomi: 名刺交換には、じゃ、慣れていますね? |
Chris: そうですね。まぁ、やはり日本では、何の仕事をしてもたくさん名刺交換をしますので。 |
Natsuko: そうですか。何か、名刺交換で、難しいと思うことはありますか。 |
Chris: そうですね。まぁ一応ルールがたくさんあるんですけれども、まぁそれをきちんと覚えれば大丈夫ですね。 |
Naomi:一度覚えてしまえば、そんなに難しくはないという感じですね。 |
Chris: そうですね。はっきり決まってますので。 |
Naomi: あ、確かに。 |
Natsuko: そうですね。あと、名刺をもらうときに、「頂戴します」って言う人も多いですよね。 |
Naomi: あ、そうですね。例えば、「田中と申します。よろしくお願いします。」というふうに名刺を渡されたら、名刺を受け取るときに |
Natsuko: 「頂戴します。」 |
Naomi: こんな感じですね。 |
Natsuko: そうですね。 |
Chris: あと、名刺はカードケースに入れなくちゃいけないですね。財布や、ポケットはだめですよね。 |
Natsuko: そうなんです。いいポイントですよね。 |
Naomi: すごいいいポイントですね。日本で、もし、ビジネスをしたいのなら、カードケース、これ「名刺入れ」っていうふうに言うんですけど、名刺入れというのがデパートに必ず売っていますので、買ったほうがいいと思います。 |
Natsuko: そうですね。あと、もらった名刺は、相手の名前を覚えるまで、大抵はその商談が終わるまでテーブルの上にこうきちんと並べておいたほうがいいですよね。 |
Naomi: そうですね。 |
Natsuko: しまっちゃうんじゃなくて・・・ |
Chris: Right, you have to leave the cards you've just received on the table to show that you're trying to learn the names of the people you just got them from. |
Naomi: そうですね。 |
Chris: あと、中田さんが、自己紹介の前に「申し遅れました」と言っていますが、これは、どうしてですか。 |
Naomi: これちょっと難しいんですよね。本当は、訪問した人から先に自己紹介をするというのがマナーなんですね。 |
例えば、誰かが、私たちの会社 - Innovative language learning に初めて来たときには、その人が先に挨拶をしなければいけないんです。 |
Natsuko: そう。だから、今回のダイアログの場合は中田さんが先に自己紹介をしなくてはいけないんですね。でも、先に谷口さんが自己紹介してしまったので、中田さんは、「申し遅れました」と言っているんですね。「私が先に自己紹介しなければいけないのに、遅れてすみません。」というような意味なんです。 |
Chris: 自己紹介の順番にも決まりがあるんですね?あーなるほど・・・ |
So the reason Nakata-san said 申しおくれました "Excuse me for not introducing myself sooner." is that he was actually supposed to introduce himself first? |
Natsuko: まぁそうなんですけど、この順番は場面とか context によっても変わりますので、あまり気にしなくてもいいと思いますよ。 |
Naomi: そうですね。まずは、名刺を交換をして、自己紹介をするというところが一番大切なんですよね。 |
Natsuko: はい。 |
VOCAB AND PHRASE USAGE |
Naomi: では、単語を確認していきましょう。 |
Naomi: 最初の表現は、 |
Natsuko: 「さっそくですが」 |
Naomi: ダイアログには |
Natsuko: 「では、さっそくですが、今回のリニューアルの一番の目的は何でしょうか。」 |
Chris: “So, to jump straight in, what is the main objective of this site overhaul?” |
Naomi: 「さっそく」は、「すぐに」という意味です。 |
Chris: さっそく means "immediately". |
Natuko: この、「さっそくですが」というのは、「さっそく本題に入りますが」とか「すぐに本題に入りますが」という意味ですよね。 |
Naomi: 本題というのは、クリスさんこれ "main topic"とか "main issue" とかですか。 |
Chris: そうですね。まぁ, “main issue” というか “point”ですね。 |
Naomi: 「さっそくですが」というのは前置き ”prelude” としてよく使われます。 |
Chris: So, さっそくですが is a way to pre-emptively apologize for getting straight to the point. |
Naomi: はい。あと、Thank you for your quick reply と言うときに、ビジネスの場面では「さっそくのお返事ありがとうございます。」と使いますね。 |
Natsuko: ああ、よく使いますね。「さっそくのお返事ありがとうございます。」 |
Chris: “Thank you for your quick reply.” |
Naomi: 次の表現は何でしょう。 |
Natsuko: 「使い勝手のよい」 |
Chris: “something that's user friendly” |
Naomi: 今回のダイアログでは、 |
Natsuko: 「デザイン性が高く、使い勝手のよいサイトですね。」 |
Chris: “So a well-designed, user-friendly site.” |
Naomi: という文章がありました。「使い勝手のいい」とも言いますし、「使い勝手がいい」ともいいます。両方とも、「使いやすい」という意味です。 |
Natsuko: 逆に「使いにくい」と言いたければ「使い勝手が悪い」あるいは、「使い勝手の悪い」となります。 |
Chris: So, 使い勝手がいい or 使い勝手のいい means "easy to use or user friendly". And 使い勝手が悪い or 使い勝手の悪い means "hard to use or user unfriendly". |
Naomi: では次に、お客さんに対してよく使う表現を見てみましょう。 |
Natsuko: 「かしこまりました。」 |
Chris: "Understood" "Certainly" |
Naomi: 「わかりました」ということですね。 |
Natsuko: お店で、店員さんに何かを頼んだりすると、「かしこまりました」と言われますね。例えば、 |
Naomi:「すみません。メニューもらえますか。」 |
Natsuko: 「かしこまりました。」 |
Chris:僕のよく行く、居酒屋では、あまり聞きませんね。(笑) |
Natsuko: 私のよく行く居酒屋でもあまり聞きませんね。 |
Naomi: そうですね、私もそうですね。 |
Natsuko: そういうとこだと店員さんが「あいよ」とかね「はい!」なんて言ってますよね。(笑) |
Naomi: そうですね。「かしこまりました」というのは、ちょっと高級なレストランとかデパートとか後は・・・ホテルとかで働いている人がよく使いますね。 |
Natsuko: そうですね。もちろん、ビジネスのミーティングなどでも使えます。 |
Naomi: 「かしこまりました」は「わかりました」という意味で使われるフレーズです。 |
Naomi: それから、今回のダイアログには「座ってください」という意味のフレーズがありました。「座る」という動詞の代わりに他の動詞を使って、とっても丁寧に「座ってください」と言っていたのですが、みなさん、そのフレーズはどれだかおわかりになりますか。 |
Chris: 「お掛けください。」 ”Please have a seat” ですね。 |
Natsuko: さすがですね。その通りです。「掛ける」が動詞 verb で "to sit"という意味です。 |
Naomi: 「お + masu stem + ください」で相手に丁寧に頼むことができるんですよね。なので、「お/かけ/ください」で |
Chris: “Please have a seat.” |
Naomi: 「おかけください」になります。もちろん、「座る」を使って、「お座りください」でも全く同じことなんですけどね。 |
Chris: じゃ、「かけてください」と「座ってください」は同じ politeness level ですか。 |
Natsuko: そうですね。「かけてください」も「座ってください」もどちらも丁寧ですよ。 |
ただ、もっと、丁寧に言いたい時は、「おかけください」「お座りください」を使います。 |
Lesson focus
|
Naomi: では、文法です。このレッスンでは、「とても~ない」という形を勉強します。 |
Chris: The focus of this lesson is the usage of a structure of とても~ない as in とても十分とは言えませんね, which means "I couldn’t say it’s completely sufficient." |
Naomi: 「とてもおいしい」は |
Chris: “very tasty” |
Naomi: 「とても大きい」は |
Chris: “very big” |
Naomi: ですよね。「とても」はすぐ後ろの形容詞 adjective を強くします。 |
でも、「とても」の後ろに、否定 negative が来ると、否定を強くします。この「とても」の使い方は「全然」と似ています。ちょっと練習しましょう。 |
Naomi: 「信じられる」は |
Chris: “I can believe it. I can trust it.” |
Naomi: 「信じられない」は |
Chirs: “I can’t believe it. I can’t trust it.” |
Naomi: じゃ、「とても信じられない」 |
Chris: “I can’t believe it at all.” |
Naomi: とても の後ろに来る否定 negative は形容詞の場合も、動詞の場合もありますが、動詞の可能形の形 (potential form of a verb) が来ることが多いです。 |
Chris: So the typical sentence pattern would be… とても plus potential form of a verb meaning “ I can hardly … “ “I can’t possibly”. 例文お願いします。 |
Naomi: 「そんなこと、とても言えない。」 |
Chris: “I can hardly say such a thing.” |
Naomi: 「とても我慢ができない。」 |
Chris: “I can’t possibly bear it.” |
Naomi: もう一つ、ダイアログの例文をお願いします。 |
Natsuko: 「システムの機能や仕様の要望を提示するのは、とても私にはできない。」 |
Chris: "I can't make requests about system functions or technical specifications at all." |
Naomi: 最後に、「十分とは言えませんね。」で使われていた「とは」という助詞を復習しましょう。 |
Chris: この「と」は quotation marker ですね。「は」は emphasis ですね。 |
Natsuko: さすが。文法の先生いらないですね。(笑) |
Naomi: いらないですね。(笑) |
Natsuko: そう。この「とは」は、よく「~とは言えない」とか「~とは思えない」というように、強調するときに使われるんですね。 |
Chris: So this とは is used to give emphasis. |
Natsuko: 例えば、「彼が本当のことを言っていると思わない。」は |
Chris: “I don't think he's telling the truth.” |
Natsuko: でも、「彼が本当のことを言っているとは思わない。」だと |
Chris: “I don't think he's telling the truth at all.” |
Natsuko: 「思わない」という意味が強くなるんですね。 |
Naomi: そうですね。「思わない」を「思えない」と言うとまた、これも強くなるんですよね。 |
Chris: “I can't think…” って感じですか。 |
Naomi: そうそうそう。ですから、このレッスンのグラマーポイントと使ってさらに、「彼が本当のことを言っているとはとても思えない」なら、さら~に強くなります。 |
Chris:So, using とても in this case stresses the point that I really don't think he's telling the truth. |
Naomi: じゃ、最後に例文をお願いします。 |
Natsuko:「 彼が私にうそをついていたとは、とても信じられない。」 |
Chris: “I just can't believe he lied to me.” |
Chris: 何かつらい過去でもありますか。(笑) |
Natsuko: ただの例文です。例文。。。 |
Naomi: 「クリスさんがそんなコメントをするとは、とても思いませんでした。」(笑) |
Chirs: “You weren't expecting me to say such a comment…” |
Outro
|
Natsuko: このへんにしておきましょうか。 |
Naomi: それでは、また。 |
Chris: お疲れさまでした。 |
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