Dialogue

Vocabulary (Review)

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Lesson Transcript

INTRODUCTION
Natsuko: こんにちは、なつこです。
Naomi: なおみです。
Anthony: Anthony here. Make an impressive Japanese wedding speech!
Natsuko: このレッスンは中上級日本語講座第三シーズン第22課
Naomi: このレッスンのタイトルは Make an impressive Japanese wedding speech! ですね。これは日本語で、結婚式のスピーチをしましょう ということでしょうかね。
Natsuko: 今回のレッスンでは「結婚式のスピーチに役立つ表現」を紹介します。
Anthony: In this lesson, you'll learn some useful expressions for a Wedding speech
Natsuko: リスナーの皆さんも、日本の結婚式に招待されることがあるかもしれませんからね。知っておくと便利だと思いますよ。
Naomi: 今回のお話も前回から続いているようです。
Natsuko: はい。前回、モエさんが、アイサさんに結婚披露宴でのスピーチを頼まれていましたね。
Anthony: In the previous lesson, Aisa asked her friend Moe to make a speech at the wedding reception.
Natsuko: 今回のダイアログでは、モエさんが実際にスピーチをするようです。
Anthony: In this dialogue, Moe is going to give a speech at Aisa's wedding. Since it's a formal situation, Moe is using formal Japanese.
Natsuko: どんなスピーチをするんでしょうね。
Anthony: Let's listen to the conversation.
DIALOGUE
司会者:続きまして、新婦のご友人を代表して、竹内様にご挨拶を賜りたいと存じます。
: 竹内様、よろしくお願いいたします。
もえ:ただ今、ご紹介にあずかりました竹内と申します。
: 新婦の友人を代表して、一言お祝いの挨拶をさせていただきます。
: 新婦の愛沙さんとは、中学校から大学まで同じ学校に通った20年来の親友です。
: 就職してからも、よく会って、遊んでおりました。
: でも。。。確か、就職して、3年目くらいでしょうか。急に、愛沙さんが仕事人間になってしまったのです。
: 何かあったのかと思って聞いてみますと、実は、仕事というより、社長の拓也さんがお目当てだったわけです。
愛沙:ちょ、ちょっと、そんなこと言わないでよ!(心の中)
もえ:愛沙さんは、昔から何事にも一生懸命でした。ですから、熱心に仕事に取り組む姿に、拓也さんも魅かれたのだと思います。
愛沙:そうそう、私のいいところを言ってよね。あ~、いろんなことが思い出される。なつかしい~。
: あれ、もえのスピーチ、よく聞かないうちに、もう終わっちゃうわ。(心の中)
もえ:お二人の末永いお幸せをお祈りして、私のお祝いの言葉といたします。
: 本日は、誠におめでとうございます。
Naomi: 今度は英語が入ります。
司会者:続きまして、新婦のご友人を代表して、竹内様にご挨拶を賜りたいと存じます。 竹内様、よろしくお願いいたします。
: Next, giving the official greeting on behalf of the bride's friends is Mrs. Takeuchi. If you please.
もえ:ただ今、ご紹介にあずかりました竹内と申します。
: Hello everyone; I am Moe Takeuchi.
: 新婦の友人を代表して、一言お祝いの挨拶をさせていただきます。
: On behalf of the bride's friends, I would like to give a short congratulatory greeting.
: 新婦の愛沙さんとは、中学校から大学まで同じ学校に通った20年来の親友です。
: I have been both friends and schoolmates with the bride, Aisa, for the past twenty years, from middle school through university.
: 就職してからも、よく会って、遊んでおりました。
: Even after we began working, we met and spent time together often.
: でも。。。確か、就職して、3年目くらいでしょうか。急に、愛沙さんが仕事人間になってしまったのです。
: But, it must have been about three years after we both first got our jobs… Suddenly, Aisa became a real workaholic.
: 何かあったのかと思って聞いてみますと、実は、仕事というより、社長の拓也さんがお目当てだったわけです。
: When I asked her what had happened, it seemed that her interests lay more with Takuya, the company president, than with the job itself.
愛沙:ちょ、ちょっと、そんなこと言わないでよ!(心の中)
: W…wait, don't say that! (internal voice)
もえ:愛沙さんは、昔から何事にも一生懸命でした。
: As long as I have known her, Aisa has always been a very dedicated person.
:ですから、熱心に仕事に取り組む姿に、拓也さんも魅かれたのだと思います。
I am sure that Takuya must have been charmed by her enthusiasm on the job.
愛沙:そうそう、私のいいところを言ってよね。
: That's it, talk about my good points.
:あ~、いろんなことが思い出される。なつかしい~。。
Oh, this brings back so many memories. I'm getting all nostalgic…
: あれ、もえのスピーチ、よく聞かないうちに、もう終わっちゃうわ。(心の中)
: Wait, Moe's speech is about to end, and I wasn't even listening… (internal voice)
もえ:お二人の末永いお幸せをお祈りして、私のお祝いの言葉といたします。
: In closing, I wish the both of them much happiness for many years to come.
: 本日は、誠におめでとうございます。
: Many congratulations.
POST CONVERSATION BANTER
Naomi: お二人は、今まで、結婚式には、たくさん出席されています?
Natsuko: そうですね、友達の結婚式にかなりいくつか出ましたけれど、最近はあんまりないんですよ。
Naomi:私もそうですね。最近はちょっと波が終わってしまったような感じですね。
Anthony: 結構かぶりますよね、時期が。
Natsuko:そう、年に何回もあったりしますよね
Naomi: これできびしいのが、前回お話したご祝儀なんですよね。
Natsuko:結構出費がね、大きくなってしまうんですよね。
Naomi:女性の場合、ドレスとかにもお金がかかりますからね。
Anthony:髪の毛をウエディング用にセットしたりとか。ネイルをやったり。
Naomi:私、以前、アメリカ人のホストファミリーの結婚式に出席したんですね。アメリカで結婚披露宴があったんですが、親族の席が、新郎と新婦の席に一番近いところにあって、それにすごくびっくりしました。
Anthony: そうですか?
Naomi:日本て逆じゃないですか?
Natsuko:そうなんですよね。親族 familyは新郎新婦から一番遠い、一番後ろの席に座るのが普通ですよね。
Anthony:あ、そうなんだ。よく聞こえないんじゃない?遠いと。一番肝心な人が。
Natsuko:日本の考え方だと、来てくださったゲストに一番いい席を譲ってるんですよね。
VOCAB AND PHRASE USAGE
Anthony: Let's have a closer look at the usage for some of the words and phrases from this lesson.
Naomi: 最初の単語は?
Natsuko: 新婦
Anthony: bride 逆の言葉 groom
Natsuko:新郎
Naomi: 英語だと bride and groom といいますけれど、日本語だと 新郎新婦 groom and bride なんですね。
Natsuko: 英語はこんなところでもレディーファーストなんですね。
Anthony:そうですね、逆になっちゃうとなんか変な感じがします。
Natsuko:でも、日本語でも新婦新郎とは絶対言わないですからね。
Naomi:では、次の単語は
Naomi: 「末永い」
Anthony: very long,for many years to come
Naomi: 末には色々な意味がありますが、この末永いの末は「未来」とか「将来」futureとかいう意味です。未来、将来、というのは英語だとfuture ですね。長いというのは皆さん知っていると思いますが、longという意味です。
Natsuko: でも、漢字を見ると、longの長いとは漢字が違いますよね。この永いは永遠 foreverの漢字と一緒です
Naomi: ですから、「末永い」というのは、「これからさきずーっと」つまり、将来永遠に forever という意味が入っているんですね。
Anthony: 末永いは形容詞 adjective ですが、adverb 副詞 は 末永くですね。末永くよろしくお願いします。We look forward to doing business with you for years to come.とか末永くお幸せに。"I hope that you share a long and happy life together."とかよく聞きますね。
Natsuko:そうですね、フォーマルな場面でよく使いますよね。
Naomi: それから、「末永」という苗字の人もいますね。
Anthony: 末永さんは、英語だと、Mr.Forever Ms Forever という意味になりますね。
Naomi:おめでたい名前ですね。
Anthony:なんかすごいですよね。
Naomi:でも、いますよね。では、文法に入っていきましょう。

Lesson focus

Naomi: このレッスンでは、リスナーの皆さんが、日本の結婚披露宴でスピーチを頼まれたときに役立つフレーズを紹介したいと思います。
Natsuko: 友達や、会社の人の結婚式なんかで、もしかしたら頼まれることもあるかもしれないですからね。日本語のスピーチって英語のスピーチほどは、細かいルールはないんですけど、でも、結婚式のスピーチは、最初と最後だけは、大体決まった言葉がありますので、今日はそれを勉強しましょう。
Naomi: まず、司会者MCがスピーチをする人を紹介します。ダイアログではどんな風に紹介していました?
Natsuko: 竹内様、よろしくお願いいたします。
Naomi: そしたら、竹内もえさんは?
Natsuko: ただいま、ご紹介にあずかりました竹内と申します。
Anthony: ちょっとニュアンスが違いますけど、Hello everyone, I am Moe Takeuchi. あんまり固い感じがしないですね、これだと。
Naomi: 英語に訳すとずいぶん簡単になっちゃうんですね。この「ただ今、ご紹介に預かりました----申します」ていうのは、スピーチで、紹介されたときに使いますよね。
Anthony: At first, the MC of the reception will introduce the person who is about to give a speech. When the person introduces themself, the set phrase 「ただ今、ご紹介にあずかりました~と申します。」 (Tadaima, go-shōkai ni azukarimashita ~ to mōshimasu) is often used.
Naomi: ここで難しいのは、「ご紹介に預かる」ですね。~にあずかるというのは、「~してもらった」という意味なんですね。ですから、簡単に言うと「ご紹介にあずかる」というのは「紹介してもらった」という意味です。
Anthony: [~ni azukaru] (~にあずかる) is a humble expression that has the meaning of receiving something through the good will of a superior.
Naomi: これを使うのは当然フォーマルな場面なので、苗字 family name を使います。ですから、ただ今ご紹介にあずかりました、なおみです ではなくて・・・。
Natsuko: ただ今、ご紹介にあずかりました 川本と申します。
Naomi: あるいは、苗字と名前 を言って、full nameを入れてもいいですよね。
Anthony: ただ今、ご紹介にあずかりました Anthony Walker と申します。
Natsuko: それから、スピーチ、で気をつけなくちゃいけないのは、新郎新婦birde and groom の呼び方ですよね。たいていFirst name の後に-さんをつけないと、ちょっと失礼な感じがしますよね。
Naomi:例えば、私の友達は私のことをなおみって呼びますけれど、私の両親の前ではなおみさんていう風に、「さん」をつけて呼ぶのが、要はマナーですね。もちろん、気にしないっていう人もいますけれども、一応「-さん」をつけたほうが安全だと思いますね。
Natsuko: あと、今回のダイアログには、出てきていませんが、結婚式のスピーチでは、最初のほうに、「アンソニーさん、●●さん、ご結婚おめでとうございます。」何ていう風にメッセージを入れることも多いですよね。
Naomi: で、スピーチの終わりなんですけれども、ダイアログでは、どんな風に紹介していました?
Natsuko: お二人の末永いお幸せをお祈りして、私のお祝いの言葉といたします。本日は、誠におめでとうございます。
Naomi:すごくたくさん「お」が入っていますね。
Anthony: In closing, I wish the both of them much happiness for many years to come. Many congratulations.ちょっと難しいですよね。もっとかんたんに、「末永くお幸せに!本当に、おめでとうございます」じゃ駄目なんですか。
Naomi: 十分ですよね。
Natsuko: 基本的には、「これからも、幸せにね。」とか新郎新婦を励まして、もう一度「おめでとう」というふうに言えば大丈夫だと思います。
Anthony: So...speeches usually end with words of encouragement and congratulations to the bride and groom.
Natsuko: どのぐらいフォーマルな結婚式とかによっても違いますからね。

Outro

Naomi: はい、それでは今日はこの辺で。
Anthony: 今後とも、Japanesepod101.comを末永くよろしくお願いいたします。

Kanji

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