INTRODUCTION |
なつこ: こんにちは、なつこです。 |
なおみ: なおみです。 |
Peter: Peter here. Cherry Blossom Showdown, part 3. |
なつこ: お花見対決3 |
なおみ: お花見のシリーズの最後のお話ですね。 |
なつこ: あっ、決着がつくんですか。 |
なおみ: どうなんでしょうねえ。今日は3月の21日ですから、東京は来週辺りから咲き始めるんじゃないですかね。 |
なつこ: うーん、楽しみですね。 |
なおみ: 前回までのストーリーを、すみません、なつこさん、もう一度お願いします。 |
なつこ: はい。二つの会社がお花見の場所の事で喧嘩をしていて、結局、お酒の飲み比べで決める事になったんですよね。 |
なおみ: そうでした。 |
なつこ: それで、その飲み比べに勝てばその場所でお花見が出来て、負ければその場所を諦めると、そういうルールですね。 |
なおみ: はい。今日はとうとう飲み比べが始まります。飲み比べっていうのは、ピーターさん英語で |
Peter: Drinking battle. |
なおみ: Is that the common phrase or common word? |
Peter: I don’t think so. |
なおみ: Not a common concept. |
なつこ: でしょうね。 |
Peter: そうですね。 |
なおみ: 今日の文法は二つあります。まず一つ目は |
なつこ: 恐れがある |
Peter: There is a threat or fear that some action or something undesirable is possible. |
なおみ: 二つ目は、 |
なつこ: ~こない。例えば、負けっこない。 |
Peter: There is no reason why or no way to do something. |
なおみ: では、聞いてみましょう。 |
DIALOGUE |
1. 大原社長: 相手は底なしの山田と恐れられている男らしい。負ける恐れがある |
ぞ。 |
2. どうするんだ。 |
3. 桜井: 私にいかせてください。 |
4. 大原社長: 大丈夫なのか。 |
5. 桜井: 私にも意地があります。この場所はわれわれのものです。 |
6. (一杯目のテキーラ) |
7. 田島の秘書: 一杯目、二杯目、三杯目! |
8. (次々とテキーラを飲む) |
9. 桜井: うー、ま、負けられないぞぉ・・・どうしても勝つんだぁ。 |
10. 山田: ふふ。その程度か。勝てっこないさ。 |
11. 桜井: まだまだまだだぁぁ。 |
12. 田島の秘書: 山田さん、まさか酔ってるんじゃないでしょうね。 |
13. 山田: だ、だいじょうぶですよ、ウィッ、ヒック。負けっこないですよ。 |
14. 田島の秘書: 青山出版に負けたら、社長から大目玉ですよ!言い出した手前、私 |
のメンツも丸つぶれです。 |
15. 田島秘書: 十九杯目!二十・・・杯 |
16. 桜井: ヒック・・・ヒック・・・か、勝った・・・ウィッ、ヒック。ここ |
は青山出版のも・・・ |
17. (ドサッ) |
18. 大原社長: やっぱり正義は勝つということだな。桜井よくやったぞ。 |
次は英語が入ります |
1. 大原社長: 相手は底なしの山田と恐れられている男らしい。負ける恐れがある |
ぞ。 |
2. どうするんだ。 |
3. 桜井: 私にいかせてください。 |
4. 大原社長: 大丈夫なのか。 |
5. 桜井: 私にも意地があります。この場所はわれわれのものです。 |
6. (一杯目のテキーラ) |
7. 田島の秘書: 一杯目、二杯目、三杯目! |
8. (次々とテキーラを飲む) |
9. 桜井: うー、ま、負けられないぞぉ・・・どうしても勝つんだぁ。 |
10. 山田: ふふ。その程度か。勝てっこないさ。 |
11. 桜井: まだまだまだだぁぁ。 |
12. 田島の秘書: 山田さん、まさか酔ってるんじゃないでしょうね。 |
13. 山田: だ、だいじょうぶですよ、ウィッ、ヒック。負けっこないですよ。 |
14. 田島の秘書: 青山出版に負けたら、社長から大目玉ですよ!言い出した手前、私 |
のメンツも丸つぶれです。 |
15. 田島秘書: 十九杯目!二十・・・杯 |
16. 桜井: ヒック・・・ヒック・・・か、勝った・・・ウィッ、ヒック。ここ |
は青山出版のも・・・ |
17. (ドサッ) |
18. 大原社長: やっぱり正義は勝つということだな。桜井よくやったぞ。 |
1. PRESIDENT |
OHARA: |
Our opponent is a guy named Yamada who is known to drink like a |
bottomless pit. We might lose this battle. What are we going to do? |
2. SAKURAI: Let me go and represent our company. |
3. PRESIDENT |
OHARA: |
Are you sure? |
4. SAKURAI: I have my pride. The hanami spot is ours. |
5. - The first shot of tequila is poured. |
6. TAJIMA'S |
SECRETARY: |
First shot. Second shot. Third shot! |
7. The two representatives empty one shot glass after another. |
8. Sakurai starts to get drunk. |
9. SAKURAI: Ugh. I can't lose this one...I'm gonna win no matter what. (He starts |
to have difficulty speaking) |
10. YAMADA: Ha ha ha. That's it? You can't beat me. |
11. SAKURAI: Nope. I can down some more... |
12. TAJIMA'S |
SECRETARY: |
Hey, Yamada. Don't tell me you are drunk already. |
13. YAMADA: I'm aaall right. It is impossible to lose. |
14. TAJIMA'S |
SECRETARY: |
You will get a rocket from our president if you lose. I will lose face as |
well since I brought up this sake duel idea. |
15. TAJIMA'S |
SECRETARY: |
nineteenth shot! twentieth...shot |
POST CONVERSATION BANTER |
なおみ: あまりうるさい事は言いたくないんですけど、このトピックは良いんですかね。 |
なつこ: いやあー、何かこれほんとに危ないですよね。 |
なおみ: そうですよね。 |
なつこ: みなさん真似をしないでください。 |
なおみ:絶対しないでくださいね。 |
Peter: So don’t try and copy this at home. 大丈夫でしょ |
なおみ: いや、ほんと危ないんですよね。 |
なつこ: そうそう。短い時間にたくさんアルコールを飲むと、急性アルコール中毒になるんですよ。 |
Peter: A cute alcohol poisoning. |
なおみ: 急性というのがCute アルコール中毒がalcohol poisoning っていう感じですかね。 |
なつこ: そうですね。 |
なおみ: よく私はお酒に強いとか、お酒に弱いとかって言いますよね。 |
なつこ: そうですね。 |
なおみ: 私はたくさんお酒を飲んでも酔わないとか、私はちょっとお酒飲むとすぐ酔っちゃうという意味ですけど、急性アルコール中毒に全くそれは関係ないんだそうですよ。 |
なつこ: あーそうなんですか。じゃあ、自分はお酒に強いって自信があっても、やっぱり急にたくさん飲んではダメですよね。 |
なおみ: そうですね。で、もし誰かに無理矢理アルコール飲んで飲んでって言って、その人が急性アルコール中毒になると、それは犯罪になってしまうんだそうです。 |
なつこ: えっ!そうなんですか。 |
なおみ: なつこさん、気を付けてくださいね。 |
なつこ: いや、私は飲ませないですけど。 |
なおみ:自分から飲む。 |
なつこ:そうそうそう。 |
Peter: So if you make someone else drink and they drink too much, you can get into trouble. |
なおみ: 罰金とか It’s illegal to force someone drink too much in a very short while. |
Peter: Force or encourage? |
なおみ: encourageも多分ダメなんだと思います。 |
なつこ: あのよくこの時期特に多いと思いますけど、学生のコンパDrinking party とかで、わっーとみんなで拍手なんかして飲ませてる団体いますけれども、あれは絶対にやめてくださいね。 |
Peter: Ah so like at this time of the year in April, the new school year starts and there are lots of new clubs and things like this. So there is a lot of コンパparties for the new students to get them to join and during these parties, yes, there is a lot of drinking going on. そうですね。その後輩、先輩の関係でforce, you have to という義務がありますから、そうですね。じゃあ今回も、もし私が飲み過ぎたら、警察に捕まったら、なおみという名前を出します。 |
なおみ: あたしが、アルコールを飲めって言ったって。 |
Peter: そうですね。 |
なおみ: あの、なつこさん警察に行って正しい事を伝えてください。 |
なつこ: あの犯罪になるのは、急性アルコール中毒になった時だけですからね。普段から酔っぱらってる人にお酒飲ませてもThat’s not illegal. |
なおみ: ピーターが倒れないとダメなんですね。犯罪は成立しないんだ。 |
なつこ: そうそうそう。A cute alcohol poisoning にならないとダメなの。 |
Peter: じゃあ、頑張らないと。 |
なつこ: ピーターの場合は、A cuteじゃないからね。 |
なおみ: そうそうそう。いつも |
Peter: 後、もう一つなんですが、今日の会話に関係ある事なんですが、これ日本らしくないですね。テキーラ飲んでいます。後で、ショットで飲んでいますから、あんまりやらないですね。 |
なおみ: 良いポイントかな。 |
なつこ: そうですね。何か西部劇みたいですよね。 |
Peter: はい。 |
なおみ: そうですね。なにで飲むんだろう、日本人は。 |
なつこ: 焼酎かな。 |
なおみ: 焼酎か。 |
なつこ:日本酒?江戸時代の勝負なんかは、日本酒でやってたんでしょうけど。 |
Peter: あっ、そうですか。 |
なつこ: なんか記録があるらしいですよ。大酒飲み大会とかやってたみたいですよ。 |
なおみ: へー、そうなんですか。 |
Peter: So a long time ago, they used to compete with |
なつこ: Japanese 酒 |
Peter: 現代だったらビールじゃないですか。ビールも一気で。 |
なつこ: ビール? |
なおみ: ビールおなか一杯なっちゃいますよね。 |
なつこ: だからきっと強いお酒でやるんですよね。 |
Peter: 泡盛。 |
なつこ: 泡盛 |
なつこ: 泡盛 |
Peter: 有難うございます。 |
なおみ: では単語を見ていきましょう。 |
VOCAB LIST |
なつこ:最初は底なし。 |
Peter: Bottomless. |
なつこ: 底が Bottom ですね。それがないという事ですからbottomless, no limit という意味で、よく使われるんですよね。 |
なおみ: そうですね。底なしの食欲 |
Peter: Bottomless appetite. |
なおみ: 私はこれですね。 |
なつこ: そうなの |
なおみ:止められない。チョコレートとか。 |
Peter: そうですか。 |
なつこ: 底なしだけで、お酒にすごく強い事をインプライしたりしますよね。 |
なおみ: そうですね。彼は底なしに飲む |
Peter: He can drink a lot. He has hollow legs. |
なおみ: 次の単語は意地 |
Peter: Spirit, willpower, backbone. |
なおみ: 意地というのは、元々は仏教からきた言葉なんだそうです。 |
なつこ: あっ、そうなんですか。Buddhism term. |
なおみ: 色々な意味があるんですが、とても強い気持ち、強い心の事を言うんだそうですね。今日のダイアログでは、自分の考えをずっと通そうとする強い気持ちという意味で使ってまるね。 |
なつこ:これはでも何て言うかこうあんまりLogical じゃなくって、あんまりreason がないんだけれども、でも、気持ちはあるというそういうニュアンスですよね。 |
なおみ: そうですね。 |
なつこ: 次は、大目玉 |
Peter: Good scolding. |
なつこ: この言葉は面白いですよね。大きな目玉 Big eyeballs 直訳するとそういう意味なんですよね。 |
なおみ: そうですね。 I received big eyeballs from my boss. |
なつこ: なんの事だろう。 |
なおみ: 何の事みたいな。 |
なつこ: Doesn’t make sense なんですけど、これは普通は自分よりおmsocial status の上の人に怒られる事を言いますね。だから、大目玉をもらうとか、大目玉をくらうなんて言う言い方をします。 |
なおみ: そうですね。 |
Peter: でも、ちょっと理解できますよ。その相手が怒ってくる時に、目が大きくなります。 |
なおみ: そうですね。今ピーターさん目がすごく大きくなってますけど。 |
なつこ: じゃあ例文を一ついきましょう。プロジェクトに失敗してマネージャーから大目玉をもらった。 |
Peter: The project didn’t work out and the management went off. |
なおみ: 次の単語は酔う |
Peter: To get drink. |
なおみ: この単語は何回も出てきていますが、この漢字ちょっと面白いんですよね。左側が鳥へんというものなんですけど、とりへんは鳥Bird の意味はないんんですね。これはお酒の cup の象形文字 pictogram なんだそうです。 |
なつこ: そうなんですか。 |
なおみ: はい。右側みてください。右側が九と十ですよね。 |
なつこ: そうですね。 |
なおみ: という事は、お酒を9杯、10杯飲むと You will get drunk. |
Peter: Great pneumonic. |
なつこ: 次は手前 |
Peter: One’s face, appearance. |
なつこ: この言葉はTo yourself とか before とかそういう意味もあるんですよね。 |
なおみ: そうですね。色々な意味がありますね。 |
なつこ: でも今日の dialogue ではone’s face という意味になりますね。 |
なおみ: はい。例えば、彼女の手前怒る事ができなかった。 |
Peter: Because my girlfriend was there, I couldn’t get angry at the guy. |
なおみ: 彼女がそこにいたので、怒ることができなかったという意味でしょうね。 |
なつこ: そうですね。 |
なおみ: 次の単語はメンツ |
Peter: Face, one’s dignity. |
なおみ:メンツというのは漢字ももちろんあるんですが、大体これはカタカナで書かれますよね。 |
なつこ: そうですね。割合こう小説なんかだと、あんまりカジュアルない言葉遣いだと、漢字を使うこともありますけれど。 |
なおみ: 顔と同じ意味で使われる事がよくあります。保つというのが、keepですが、保つと一緒に使ってメンツを保つ。 |
Peter: To save face. |
なおみ: 潰すというのが Destroy という意味ですが、メンツをつぶす |
Peter: To make someone look bad. |
なおみ: 顔をつぶすっていう事ですね。 |
なつこ: そうですね。 |
Peter: メンツを保つって英語だと Save face 何かも失敗して、それで評判が下がらないように、何かします。 |
なつこ: それに似たような意味ですね。 |
Peter: 非常に面白いです。 |
なつこ: 次の単語は丸潰れ |
Peter: Utter failure, to be ruined. |
なつこ: 丸というのはcircleの意味ですけれども名詞の前にくると Totally completely という全くという意味になるんですよね。 |
なおみ: そうですね。完全にとかそんな意味ですね。 |
なつこ: そうですね。例えば、損lossという言葉がありますけど、これの前に丸がきて丸損になると Complete loss, dead loss と言う意味になりますね。 |
なおみ: 見えるというのが To be able to see という事ですが、丸見えなっていう風になると |
Peter: Fully exposed, in full view. |
なおみ: そうですね。これ子供の頃とかで、パンツー丸見えとかっていうのをやりましたよね。 |
なつこ: うんうんうん。 |
Peter: So you can see the underwear completely. |
なおみ: そう。子供の頃ってスカート履いてても、気を付けないので。 |
なつこ: そうですね。 |
Peter: 想像できますね。なんかその男の子がみな叫んでいて、丸見え丸見え Then everybody will look. |
なおみ: どうだろうな。次の単語は正義 |
Peter: Justice, right. |
なおみ: 簡単に言えば正義というのは、正しいことと言う意味ですね。 |
なつこ: そうですね。 |
なおみ: 正義は勝 |
Peter: Justice will prevail. |
なおみ: だと良いですね。 |
なつこ: ね。正義の味方なんていう言葉もありますよね。 |
なおみ: そうですね。 |
Peter: Defender of justice. |
なおみ: ピーターさんではないことは確かですね。 |
Peter: みなさんなおみ先生の骨が丸見えですね。 |
なつこ: なるほど。丸見えを使いたかったのね。 |
Lesson focus
|
なおみ: 文法ポイントに入りましょう。今日の一つ目の文法ポイントは、恐れがある。恐れがあるというのは、かもしれないと似ていますけれども、ちょっとニュアンスが違いますよね。 |
なつこ: そうですね。何か悪い事が起こるというそういう forecast ですよね。 |
Peter: So this expression is similar to かもしれない like something is possible but it has a negative nuance. It is used to indicate that something not desirable is possible. |
なおみ: 例えば、明日大雪が降るかもしれない。 |
Peter: Tomorrow, there may be a snowstorm. |
なおみ: スピーカーが大雪が降って欲しくないのか、大雪が降って欲しいのかこの文章からはわからないですよね。 |
なつこ: そうですね。だからすごく客観的というか neutral な文章ですよね。 |
なおみ: そうですね。それ恐れがあるを使って言ってみましょう。 |
なつこ: 明日大雪が降る恐れがある。 |
なおみ: 大雪が降るとたくさん事故が起こるとか、問題が起きるとか、ちょっと心配していて、降ってほしくないと思ってるんですね。 |
なつこ: そうですね。だからThere is a risk of っていう感じですね。 |
Peter: ニュースでしたらどれ使われますか。 |
なおみ: 深刻な問題とか大きな問題について話している時は、恐れがあるというのを使われると思います。 |
なつこ: そうですね。 |
Peter: Typhoon とか |
なおみ: そうですね。 |
なつこ: 二番目のポイントは~こない。今日のダイアログでは、負けっこないという言葉が出てきました。 |
なおみ: とてもカジュアルな表現ですよね。 |
なつこ: そうですね。Colloquial であまり文章では出てこないですね。 |
なおみ: 書き言葉ではないですね。 |
なつこ:そうですね。これは、~するわけがないという意味になります。 |
Peter: There is no reason why or no way to do something. |
なおみ: 簡単に言えば、わけがないが短くなって、こないというふうになった。 |
なつこ:そうですね。小さい「つ」が入りますので気を付けてください。 |
なおみ: 例えば、私が勝てるわけがありません。 |
Peter: There is no way I am going to win. |
なおみ: これをこないを使うと, |
なつこ: 私が勝てっこない。 |
Peter: There is no way I am going to win. |
なおみ: ピーターが負けるわけがありません。 |
Peter: There is no way Peter is going to lose. |
なつこ: ピーターは負けっこないよ。 |
Peter: There is no way Peter is going to lose. |
Outro
|
なつこ: それでは今日はこの辺で。またね。 |
Peter: 頑張ってくだせえ。 |
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