Lesson Transcript

次は土鍋のご飯です 土鍋といってこのポットでご飯を炊くんですけれども
うちのお店では最後にこの土鍋のご飯を皆さんで召し上がってもらいます
今日はこれは2人ぐらいで食べる大きさなんですけれども
4人とか6人とか8人とか大きい土鍋を使って
1つのこの土鍋の中のご飯をみんなでシェアして食べてもらって
日本ではこの同じ土鍋というか釜の中のご飯を食べると
みんな家族になれるという言葉もあるんで
僕はみんなそういうふうな関係になってほしいと思って
土鍋のご飯を出してます
一番初めは白いご飯をお客様にお出ししてたんですけれども
白いご飯はあんまり海外の人とか食べてもらうことができなくて
研修生とかに聞くとご飯はそんなに食べないっていう
パンは食べるけれどもご飯は食べないとか
ご飯はサラダみたいなイメージだという子たちがいたので
いかにどうやってご飯を美味しく食べてもらうことができるんだろうということを考えて
土鍋ご飯を炊き込みご飯にしました
炊き込みご飯というのはご飯と食材を一緒に炊き込んだりするんですけど
逆に混ぜご飯的に出来上がったものを乗せたり
それをご飯と一緒に混ぜて食べてもらったりすることによって
よりなんかお米の美味しさとか土鍋の美味しさを
確かめてもらえるんじゃないかなと思って
この料理を最後のお食事でお出ししてます
季節によって入れるものも全く違いますし
お魚があったりお野菜があったりお肉があったり
なんかいろんなものをその季節で食べてもらえればいいかなと
土鍋でご飯を出してるんですけれども別に土鍋じゃなくても
例えば家だったらジャーを使ってそれで
中に入れるものを変えて炊き込みご飯を作っても全然美味しいので
ご飯を美味しく食べるために白いご飯だけではなくて
いろんな混ぜご飯だったり炊き込んだご飯であるというものを
食べてもらえればいいなと思ってこのお料理を作ってます
炊くっていうのはお米をクックス語で炊き込むというのは
お米と違うものを一緒に料理するということなんで
厳密に言うと炊き込みご飯じゃなく混ぜご飯的なものもあります
できたものを混ぜ込む
お米を蒸らす間に入れて一緒に香りを写したりする料理もあるんですけど
基本的な炊き込みご飯はご飯と他の食材を一緒にこのドナベで
もしくはジャーとかで炊き上げることを炊き込みご飯と言います
ドナベと言っても今みんなが日本人持ってるというわけでは正直ないです
持ってる人はやっぱり少ないですね
でもドナベで炊くことによって早く炊けたり
ご飯自体美味しく出来上がったりというので
ドナベを今また新しく買って使う人も多いですし
海外の友達やシェフたちもドナベご飯の良さを知って
ドナベを家で使ったりするようにしています
僕が食べるのはお店でみんなで任えようよく食べるので
ドナベで炊いたものがあったりもちろんジャーで炊くものもあるんですけど
新しいドナベご飯を作るときとかやっぱりドナベで炊いて
混ぜてみんなで食べたりするのでドナベご飯を食べることは多いです
あとは時間もとても早く炊き上がるので
試してみると面白いと思います
ちなみにデンのこのドナベは僕の友達にオリジナルで作ってもらっていて
一つ一つずつ全部個性があって
このドナベもこのドナベもこのドナベも
全く同じものではないんで炊き上がる時間が変わったりとかもするので
そういう個性を見ていくのも愛着が湧いてとてもいいかなと思います
今日は一つ目がトウモロコシのご飯です
これは混ぜご飯か炊き込みご飯がというと
これは混ぜご飯に近くなりますね
紫の段階でトウモロコシを入れて一緒に紫ですけど
炊き込む形ではなくて
今日は炊めたものを上に乗せるご飯になっています
ドナベの方は下の方が結構しっかり硬かったりするので
よく混ぜてあげるのがいいと思います
トウモロコシの量もお米の量も
僕はこの甘いトウモロコシを食べるために
醤油とバターと味をつけています
日本では結構バターコーンっていうのは結構好きな味わいで
海外の人にもたぶん喜んでもらえると思います
混ぜすぎたらダメとかってよく言ったりするんですけども
僕はこのトウモロコシのご飯はよく混ぜるようにしています
よく混ぜてしっかりお米とトウモロコシが
一緒になってもらえるといいかなと
必ず僕も料理をしながらお客さんに出す前に
味見をします
味見をして
例えばもう少し味が欲しいなと思ったら
塩を当てたりとか
いろんなお茶碗音があるんですけども
どんなお茶碗で食べてもらうといいかなということも
ちょっと考えながら
こういうドットの柄が好きなのか
ちょっと昔風のこういう柄が良かったり
色も茶色なのか白なのか
っていうこともちょっと考えながら
盛り付けてあげるとお客さんにも伝わったり
あとはこのお茶碗可愛いねって言ってくれたりとかするんで
牛乳と押し詰めるんじゃなく
軽くふわっと盛り付けてあげると
とても美味しそうに
いっぱい目に
召し上がってもらっておかわりをしてもらうときとかには
少し上に胡椒をかけたりとかして
味を変えて出してあげたりしてます
僕は専門学校出てるわけでもなく
高校卒業してそのまま住み込みで働かせてもらったんで
言えば365日いつでも仕事ができるような状態だった
一番初めの仕事が器を出す仕事だったんですね
日本料理って季節によって使う器が違うんです
なのでその器の場所を覚えたりとか
こういう器が春なんだとか
夏はこういうものを使うんだっていうものって
日本独特のものであったり
そんな勉強もたくさんすることができました
参照とアラビのご飯
参照というのは結構日本人も好きで
海外の方も香りがとても好きな食材であるんですけども
春の時期になると参照が出てくるんですけど
花参照が出たり花が終わったら今度
参照の実ができたりして
今日は生のフレッシュの参照の実と
お醤油で炊いた参照の実
あとはわらび
富士山で取れる酸菜なんですけども
繊維がとても多くて
春のイメージする食材ですね
これを混ぜて飯上がってもらいます
海外の方だとわらび餅とか
あれの聞いたことあると思うんですけど
あのもちもちした感じが
わらびの鮮質と同じようなものです
あとご飯を炊く時に
僕は土鍋ご飯基本的に出汁で炊いてるんですけど
ご飯はお米は水で洗って
水気を切って
お米180gにお出汁180cc
同じ量ですね
を入れてお醤油を大体10ccぐらいで
炊き上げることが多いです
あとは上に乗せるさっきのトモロコシだと
トモロコシの甘みがあったり
お醤油があるんで
それを考慮しながら味わいは
決めていけばいいかなと
どなべも種類によって変わるんですけど
初め強火でバーッと湧いてきて
お米がぽこぽこぽこって言い出したら
弱火にしてそっから
9分ぐらい弱火で9分
沸騰するまで強火で
行ってその後弱火で9分
蒸らし10分
ぐらいかなと思います
これもさっきと同じように
混ぜていきます
このわらびのご飯に関しては
わらびが結構粘りが出てくるので
わらびをちょっと潰しながら
混ぜていくようなイメージで
海外の方に
わらびって何って言われて
わらびを調べたんですけど
アジアが独特なものなのかもしれないですね
もし他にもあるんだれば
多分似たようなものがあると思うんですけども
実際的には多分
はるさきというか
日本に出てくるものに
近いと思います
ただ何だろう台湾中国
韓国で見たことあるけれども
そのほかヨーロッパに行った時には
はるはもう豆とか
スパラとかばっかりで
あんまり見たことがないですね
なのでぜひ日本に来て
食べてもらうと
いいかなと
さっきのご飯よりも
粘りがあるので
結構団子というか
あんまりご飯を盛りすぎずに
軽く
盛り込んだあげるほうが
美味しく盛れますし
おかわりして食べてもらえるかなと
このわらびのご飯は
ご飯と一緒に
わらびを炊き込んで
炊き込みご飯ですね
こんな感じですね
おだしっていうものが
日本料理のベースとして
とても大切になってくるんですけども
海外に行くときに
かつぼしとかを持っていけるんだろう
は持っていくんですけども
やっぱりヨーロッパのほうで
かつぼしがだめだっていう
ところとかもあるんで
海外のおだしっていうものを
引いたりとか僕はするんですね
例えばイタリアに行った時には
日本料理のベースとして
日本料理のベースとして
イタリアに行った時には
岩しと
岩しは世界中に結構あるので
岩しとあとはトマト
それを煮詰めてあげて
それを綺麗に越してあげると
本当にお魚のおいしおだしが
引けて
イタリア人の人たちも
みんなわしょくって
日本料理って
イタリアにある食材でも使えるんだね
とか作れるんだねって
言ってもらえたことが結構嬉しくて
日本料理の技術とか
テクニックとか考え方
っていうものを
教えてあげた方が
もっともっと楽しく
日本料理に向き合ってもらえるんじゃないのかなって
ある種日本料理って
僕昔から伝統的であるものなんですけど
いろんなところから入ってきたものを
うまくバランスよく作り上げていくのが
なんか日本人っぽいなと思って
日本料理の弱点として
日本じゃないと
日本料理が作れないって
思っちゃう人が多いというか
でもそうじゃなくて無効で新しいことに
チャレンジしたりすることによって
日本じゃ作れない日本料理が作れたりするんですよね
よく言われるんですけども
日本人の方が海外に行って食べても
日本料理美味しいもの全然ないよって
言われるんですけど
なんかそれって
海外の人が悪いみたいなイメージになっちゃってるんですけど
そうじゃなくて
ちゃんと教える日本人がいないから
日本料理に興味を持っていても
知ることができないんですよね
そういった意味でいろんなところに行って
いろんなシェフたちと一緒に
料理を作っていろんな食材を食べて
できることが
日本料理のこれからにもつながっていくと思うし
そうすることによって
海外から本当に美味しい日本料理が
発信されて
逆に日本人がちょっと
向こうの海外の美味しい日本料理
食べに行ってみようよって
言われるようになると
なんかとてもいいなって
思いますね
次は牛肉のご飯です
初めに生のお肉を引いて
お客さんにお見せして
その後でお肉に火を入れて
混ぜ合わせていくんですけども
牛肉はサーロインです
サーロインで油がとてもある
部分なんですけれども
初めに生のまま土鍋の中に入れると
土鍋の熱で
ムサれたような状態になって
油が少し出るんです
その後そのお肉を炒めるんですけども
ムサれて出てくる油と
炒めて出てくる油っていうものが
味わいが違って
炒めて出てくる油っていうのは
結構甘みがある油なんで
それを一緒に
召し上がってもらえるようにしてます
牛肉のご飯と
あと今日はこの
ご飯なんですけど
下の5個目は
白米と
あと雑黒
16個くまになってます
雑黒と一緒に食べると
雑黒を噛む回数が多くなるので
牛の油を感じるというか
しかもこのご飯は
牛肉を食べてもらうというよりは
お米を美味しく食べてもらうように
牛の油を使ってる
というイメージで食べてもらうと
分かりやすいかなと思います
なので開けたときに生のお肉が
バッと乗ってるんですけども
それはほぼほぼ
火が入ってちっちゃくなって
溶けてなくなっちゃうような感じです
これも比較的
牛の油と
雑黒
がしっかり混ぜ合わせるように
よく混ぜてもらうと
いいかなと
ただお米を混ぜるときに
よく混ぜるって言っても
お米をつぶすんではなくて
しっかりお米を切ってあげるというか
いっこいっこパラパラになるようなイメージで
混ぜていければいいかなと
さっきのわらびの方は
どんどんわらびが
せいんが崩れていくんで
粘々な感じなので
パラパラにはならないんですけど
こんな感じになってくんで
よく混ぜてもらって
これでできあがりです

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