Lesson Transcript

次はデンのみんなが楽しみにしている デンタッキーフライドチキンを作っていきたいと思います
コースの中ではだいたいさっきのモナーカーが出て その後季節のものがひとしなでて
その次にデンタッキーが出るんですけれども
もともと懐石料理とかお茶の懐石の場合は 最後におまっちゃを飲んで
おまっちゃが結構濃くて 胃に強いので
その前に少しお米を入れて 胃の中を落ち着かせておく
っていうような意味合いで おしのぎを出すんですけれども
もともとおしのぎってそのご飯と あとは季節のものであったり
今ですと豆であったり 季節季節によったものを
一口ぐらい出すんですけれども
中海外のお客さま来てもらったときに おしのぎの意味が理解してもらえなくて
なのでどういうものがいいかなと思って
それこそケンタッキーの本当におまじのような形で
同じようなボックスに入っていて 中にチキンが入ってるんですけれども
その中におしのぎのご飯を詰めて 入れてあげたものを
これもさっき言ったように手で食べれるというか
別の箸を使えなくても手で食べれるようなお料理です
中には季節のものがたくさん入っていて
今日は枝豆と あとはちょっとスパイスの効いたものと
あと品茶と あと青唐辛子の味噌漬っていう
この3つのタイプのものを みんなに紹介したいと思います
まず用意するものが手ば先ですね
手ば先ってどこにでも多分あるものだと思うんですけども
イタリア行ったときにここがカットしてあるのが
ちょっとびっくりしたことが思い出としてあります
ここを持って食べてもらうんで ここをついているものの方がいいかなと
これを掃除して骨を取って その中に蒸し上げたお米と
あとは具材を詰めていきます
そしたら今お米蒸し上げたんですけど これは持ち米です
持ち米を蒸し上げて
お酒と塩
これが日本でいうイイムシって言って
持ち米を一晩水につけたものを
お酒とお塩でまた蒸し上げます
ここに枝豆
これもここで混ぜ合わせて
このあともう一回蒸し上げます
もう一つが
お茶と青唐辛子
これはみんなで慎茶の時期に慎茶をもらって
この唐辛子を入れてみんなに食べて とても美味しいなと思って
それで作るようになりました
これを混ぜ合わせます
これをこのまま混ぜてもう一度蒸し上げます
眠す時間は
初めの一回蒸し上げている時の
時間は大体10分くらい
この具材を入れてから
そのあとまた10分くらい蒸します
このまま
また10分蒸し上げます
10分待つ間に
手羽に2本骨が入っているので
この2本の骨のところを
カットしてこの周りを
剥がしていきます
包丁を入れて
この2本の骨を
取っていきます
ここに
ポケットができるので
ここにご飯を詰めます
この2本骨があるのをしっかり抜いてください
こんな感じで今
2種類蒸し上がりました
これ今ちょうど
お茶と青唐辛子の味噌漬と
あとは枝豆2種類できあがったので
これを少し冷まして
チキンに詰めていきたいと思います
あったかいうちに詰めちゃうと
チキンが悪くなっちゃうんで
少し粗熱を取ってから詰めて
それをあげていきたいと思います
そしたらこのチキンの中に入れる
この今作ったお米を入れていきたいと思います
あまり大きすぎると
チキンの中に入れた粗熱しちゃったりするので
だいたい入れる大きさを
考えながらやっていけるといいかなと
だいたい1つ25から30グラムぐらいの
大きさと思うんですけど
これぐらいの大きさを
これぐらいの大きさで入れてみて
もしもっと入るようだったら少し入れてもいいし
ただチキンをあげると
少しチキンが縮んだりするので
うまく大きさを見ながら
だいたいこれぐらいでいけると思うんで
中に入れるものによって
結構味がしっかりしているものとか
味わいが淡いものとかもあるので
そういうのもちょっと
どれぐらいのこさにした方が
相性がいいのかというものも
考えて作っていくと
結構面白いかなと
海外の友達から
伝達機に一番大切なものは
何?とかってよく言われるんですけど
やっぱりバランスをしっかり見る
ということがとてもいいかなと
中に入るものと
チキンのものと一番相性がいいもの
で結構海外の人たちが好きなのが
チキンと中に
うめぼしを使ったおこわを入れると
割と喜んでくれて
うめぼしとチキンの相性がいいから
でこの伝達機を出すときに
飲み物はいつもビールを出したりするんですけど
やっぱりからあげとビールみたいなイメージで
相性がいいので
それも面白いかなと思います
まかないの場っていうものが
すごい新しいものを発見する場にもなっていて
いいアイディアがあったら
これお客さんに食べてもらおうよ
っていうような話になることが多くて
その中でやっぱり打ち出してる伝達機って
結構季節によって入れるものが変わるんですけれども
秋だったらキノコだったり
冬場だったらお魚を入れたりとかもしますし
今のゴールデンウィークン前ぐらいから
新茶の時期になって
お茶の葉っぱをみんなでつむんですね
あとは青唐辛子をお味噌でつけたものを
一緒に合わせてみたらとても美味しかったので
もうこれみんなでやろうよって言って
今新しく伝達機の中身になったりしてます
スパイシーの方は
中に入れるスパイスは
そんなに決まってなくてクミンを入れたり
あとはそれこそオールスパイスを入れたり
カイエンペッパーを入れたり
いろんなものを入れながら
中にドライフルーツとナッツ
アーモンドを入れてます
日本ではドライカレーっていうのが
割と流行ってて
結構昔から食べて
そこには必ずレーズンとアーモンドが入ってたので
ちょっと日本っぽいイメージにもなるかなと思って
お出汁してます
これまた蒸します
この後詰めていきたいと思います
手羽のポケットのところを
グッと手で開いてあげて
その中にさっきのお米を詰めていきます
しっかり詰めて
押し込んであげて
こんな形に
ちょっと膨らんだ感じになります
奥までしっかり詰めたらけます
しっかり袋のように作って
そこに
これを
しっかり詰め込んでいきます
あんまり間が開いてたりすると
割れちゃったりするのでしっかり詰めてあげます
次はお茶の方ですね
お茶と唐辛子これも同じです
本当にポケットを作って
そこにしっかり入れてあげるっていう
これだけです
これをしっかりすれば
中からお米が出てきたいとかもしないので
後でこの上は詰め込めます
はい
じゃあこれも丸めていきます
これはレーズンとアーモンドが入ってるんで
そのレーズンとアーモンドのバランス
ちゃんとしっかり食べたときに
口の中にレーズンと
アーモンドを感じられるような割合で
作っていきます
ちなみにこれチキンにこう
詰めて僕たちはいい虫を
食べてもらってるんですけれども
チキンに詰めなくても
季節の野菜とか季節の
お魚とか後は持ち込めと
こんなものが合うんじゃないのかなっていうものを
一緒にこうやってむして食べるだけでも
美味しいと思うんで
もしよかったらぜひやってみてください
そしたらこのスパイシーのチキンも
同じように中に入れて
グッと
これで詰めるの終わりです
そしたらこの後
揚げたときに中身が出てこないように
つまようじで閉じていきます
つまようじが結構折れたりするので
うまく
こうやって縫っていきます
もしこのときにお米が多くて
出てきちゃうようだったら
お米を減らしてもらえればそれで大丈夫です
鶏肉も日本と海外で結構違って
日本のものは若鳥といって
それこそそんなに
大きく育ててない鳥なんで
つまようじがしやすいんですけれども
海外行ったときには
もう少し吸育機関が長いものとかも多いんで
自分たちが使う鳥が
どれぐらい吸育されているもので
硬さがどうなのかっていうものも
確かめながらやると
結構いいからと
日本の鳥は柔らかい鳥が多いんで
柔らかい鳥を使ってます
食べやすいし
ちょっとこう
ジューシーな感じがあって
とてもおいしいと思うんで
これもぜひデンに来たら
食べてほしいお料理の一つです
この後これに小麦粉を打って
180度の油で
だいたい4分から5分
上げていきます
油はサラダ油でも
ゴマ油でも
オリーブオイルでも
何でもいいんですけど
僕はいつも
しらしめ油という大豆油ですね
豆の油を使ってます
なんか相性が良くて
しっとりしやがって
あんまり油自体の癖もないので
この中に入っているものの良さを
引き立てるかなと思って使ってます
こんな感じで
仕込みます
そしたら今
冷たチキンを
粉打ってあげていきます
粉は小麦粉でいいです
小麦粉を
周りに
綺麗に丁寧につけて
それを
あげていきます
180度の油で
だいたい4、5分
チキンの大きさとか
中に入れるものによって
変わるんですけど
中はもう火が入っているので
このチキンが上がればいいんで
こちらを用意していきます
チキン全体をしっかり覆うように
でも
たっぷりっていうよりは
しっかりつけて
しっかりはたいて
あんまり粉が残ってないように
してあげた方が
鳥の美味しさもそうだし
食感とかも良くなると思います
小麦粉アレルギのカットとかも
たまにいらっしゃるんで
その場合は
片栗粉を使ったり
米粉を使ったり
他のもので
色々試してみてもいいかもしれないですね
今日はあげてるんですけれども
焼いてもいいですし
油がダメっていう方もいらっしゃるんで
油がダメなときには焼いたり
あとは煮たり
いろんなデンタッキーの作り方があるので
それは試してもらってもいいかなと
あの
こうじゃなきゃダメっていうものはないので
その食べる人に
どういうふうに
やってあげたらいいかとか
っていうのも考えてできると
いいと思います
そしたらこれ
今からあげていきます
もうちょっと上がります
これでデンタッキー出来上がりました
上に塩を当てます
で塩を振った後で
この初めにつけた
つまようじを
脱いちゃってください
で出来上がりです
で出来上がったチキンを
デンタッキーをこの箱の中に入れていきます
中はわら
わらが入ってます
えーっと
このわらは油をしっかり吸い取ってくれるのと
あとわらの少し香りをつけることができるのと
あとはチキンなんでちょっとこう
鳥の巣をイメージしたような感じで
この真ん中に入れていきます
そして
季節によって
ささとか
あとはもみじとか
あとはこのスパイシーなデンタッキーは
ハーブを触った手で食べると
ハーブの香りと一緒に食べてもらえるので
そういうイメージでハーブと一緒に
添えていきたいと思います
これ今から入れていきますね
でこの中に入れる時に
どんな風に入れてあげると箱を開けた時に
きれいに感じるかとか
開けた時に
どんな顔で食べるかということをイメージしながら
ボックスの中に盛り付けてあげると
とてもきれいに盛り込めると思います
他のものはこの季節の今の時期だと
会おうとしたもみじが咲いているのもみじとか
あとは夏といったら
日本だとささだったりとか
そんなイメージがあるので
そういったものを入れていくのがいいかなと
台湾でイベントをやった時は台湾の更新量とか
香港に行った時にはちょっとこう
干したドライのものとかを入れて
お客さんにお出ししたことがあります
で箱を閉じて
出来上がりです
デンタッキを初めて出したのは
クリスマスなんです
日本人って
クリスマスの1ヶ月前とか
2ヶ月前からテレビのCMで
クリスマスはケンタッキーっていうフレーズが
みんな多分日本人は頭の中に入ってる
海外でもケンタッキーはとても有名で
日本料理屋さんって
そんなにクリスマスだからみんな日本料理行こうなってことは
一切なくて
割と日本人は養殖を食べに行ったりするんですね
そんな中で来てくれた人に
ちょっと楽しくしてあげたいなと思って
ケンタッキーを出して
お客さんがすごい楽しみながら食べてくれたのが
覚えてますし
それこそ日本料理屋さんで
ああいうパッケージの箱が出てきたら
なんかちょっと笑えるし
興味を持ってもらえたり
あれを食べたいって言ってもらえたりとか
そしてそれを食べてもらってから
実はおしのぎっていうものがあって
っていう説明をしてあげたほうが
なんかわかりやすいんじゃないのかなと思って
なんか日本独特なのは
ルールを知ってから何かをやらなきゃいけない
みたいな感じがあるんですけど
ああなんか和食日本料理楽しい
もっと覚えたい
もっとトラジショナルなものにも
言ってみたいって思えれば
それがなんかいいきっかけとなって
もちろん
日本料理とはこういうもんなんだよ
ってものをいろいろ読みながら
勉強していくのも楽しいけれども
そうじゃなく
楽しいっていうものが先にある
っていうようなお店が今までなかったので
そういう感覚から
入ってもらえると
もっと入りやすいんじゃないのかなと思って
デンタッキーを作りました
もちろん中にはおしのぎと同じで
季節のもの
季節を感じるものを入れてます

Comments

Hide