Dialogue

Vocabulary (Review)

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Lesson Transcript

Intermediate Lesson #69
INTRODUCTION
Natsuko: 第70回、中級レッスン、こんにちは、Natsukoです。
Naomi: Naomiです。
Peter: Peter here.
Natsuko: 今日のテーマは、おたくがり
Peter: Otaku hunting?
Natsuko: そうですね。ちょっと、なんだか物騒な感じのするタイトルですけれども、「オタク」というのは、最近よく聞く言葉で、これは英語でも通じるんですってね、最近は。
Peter: そうですね。
Naomi: 英語のOtakuは悪い意味ですか?
Peter: いや、そんなに悪くはないですね。直訳すると、 geek, nerd になりますけど、最近その言葉は全然悪くないです。
Natsuko: なるほど。日本でも昔は、もっぱら悪い意味に使われてたんですけれども、最近はどっちかというとPositiveな使われ方もするような気がしますね。
Naomi: そうですね。特に、「オタク」という言葉だけではなくて、前にひとこと入れて、コンピューターおたく、とか、コーヒーおたく、とか言うと、たとえば、コーヒーおたく、とかだと、コーヒーにくわしいとか
Natsuko: そうですね。Maniaとかと似たようなNuanceの言葉になっていますね。
Naomi: そうですね。
Natsuko: でも、そのオタクを狩る、というのは、あまり平和な感じがしませんけれども、今日、なんかあんまり怖い話じゃないといいなと思うんですけど、ちょっとまぁ、まずは聞いてみましょう。
DIALOGUE
(オタク狩り 深夜12;30 家路を急ぐオタク。若い男とぶつかる。)
若い男: いてっ!
オタク: (いきなり陰から出てきて、ぶつかってきたのはあなたじゃないですか。なんなんですか)
若い男: 肩がいてーなー。どうしてくれんだよー。
オタク: (1,2,3...3人組か。モヒカンを筆頭に全員チンピラ風。これって・・・世に言うオタク狩りってやつ!?)
若い男: 許してほしければ、ドラゴンボールのマンガ全部とPSPを渡しな。
オタク: (あっ、やっぱりオタク狩りってやつですか。。。)
オタク: おい。
(男、持っていた日本刀をだす。ひるむ若い男達。)
若い男: おっオタクが、そっ、そんな物だしていいのか。
オタク: 覚悟しろよ。
Natsuko: 次は英語が入ります。
若い男: いてっ!
Ouch.
オタク: (いきなり陰から出てきて、ぶつかってきたのはあなたじゃないですか。なんなんですか)
You were the one that suddenly jumped out of the shadows and bumped into me. What are you talking about?
若い男: 肩がいてーなー。どうしてくれんだよー。
My shoulder hurts. What are you going to do about it?
オタク: (1,2,3...3人組か。モヒカンを筆頭に全員チンピラ風。これって・・・世に言うオタク狩りってやつ!?)
He is in a group of 1, 2, 3. They all like thugs especially the one that looks like the leader with the Mohawk. Is this what is generally known an Otaku-Gari? Otaku hunting?
若い男: 許してほしければ、ドラゴンボールのマンガ全部とPSPを渡しな。
If you want us to forgive you, handover all your Dragon Ball magazines and your PSP.
オタク: (あっ、やっぱりオタク狩りってやつですか。。。)
Oh I knew it. This is the so called Otaku Gari...
若い男: おっオタクが、そっ、そんな物だしていいのか。
What? Are Otaku allowed to pull out a sword?
オタク: おい。覚悟しろよ。
You’d better hold on to remote controls, men.
POST CONVERSATION BANTER
Natsuko: Naomiさん、今日の会話どう思いましたか?
Naomi: 怖いですね。
Natsuko: ずいぶん怖い話ですよね。
Naomi: うん、でもチンピラとかモヒカンとか、おもしろい言葉がたくさん出てますね。
Natsuko: そうですね。ほんとにこういうSituationなのかどうかはわかりませんけれども、でも最近、秋葉原なんかでも結構あぶない話があるみたいで。
Naomi: そうですね。
Natsuko: 万引きとか、そういうThiefとかの話もよく聞くので、もし、こんなに怖い目に会う人がたくさんいるわけじゃないと思うんですけど、もしリスナーのみなさんの中でも、秋葉原に行こうと思ってる人とかがいたら、ちょっと気を付けたほうがいいかもしれないですね。
Naomi: そうですね。
Peter: 「オタク狩り」を聞いたことないですけど、「おやじ狩り」聞いたことあります。
Naomi: あー、それもちょっと社会問題になってますね。
Natsuko: うん、そうですね。
Peter: Natsukoさん、「おやじ狩り」って何ですか?
Natsuko: 若い不良グループみたいな子たちが、サラリーマンのおじさんたちを狙って、強盗をはたらく、そういう事件が続いたことがあって、それをその若い子たちは、「おやじ狩り」
というふうに言ってたんですよね。
Naomi: ちょっとゲームのような感覚だったと思いますね。
Natsuko: そんな感じですね。何人かでひとりのサラリーマンをおどかして、お金を取るっていう、そういうちょっとよくない事件が続いたことがありました。
Peter: So おやじ狩り is when a group of young kids target an older working man and they target him to take his money and his valuables.
Naomi: そうですね。「オタク」にしても、「おやじ」にしても、ふたつのグループともお金を持っているんですよね。このたぶん「オタク」というのは、秋葉原にいるコンピューターのオタクの言だと思うので、やっぱりコンピューターを買う人はお金がありますので、そのお金をターゲットにしてるんだと思います。
Peter: そうすると、お金が目的ですね。
Natsuko: この会話のオタク狩りは、「漫画とPSPを渡しな」とか言ってるんで、これはお金じゃなくて物みたいですからね。
Naomi: そうですね。あとときどき、ゲームのソフトをね、取ったりする人もいますね。
Natsuko: So obviously they are going to take something valuable.
VOCAB AND PHRASE USAGE
Natsuko: それでは、今日のVocabularyを見ていきましょう。オタク
Peter: Geek, nerd.
Natsuko: という意味ですね。これは、日本語でももともとは、アニメや漫画に熱中する人たちを指す言葉で、そういうあんまり社交的でなくて、暗くて、Fictionの世界にのめり込むような人たちのことを、多少悪い意味で使ったんですね。そういうグループの人たちが、よく「あなた」という意味で「オタク」っていう言葉を使ったのが、なんだか由来みたいなんですよ。
Naomi: 今は、「オタク」の「オ」を、「アイウエオ」の「オ」ではなくて、「これを下さい」の「を(ヲ)」、woの「ヲ」、これをあてて「ヲタク」というふうに書いたり、「オタク」の「ク」を落として、「オタ」というふうに言ったりすることもあるようですね。
Natsuko: かなり、だから、新しい日本語という感じですね。次のキーワードは、かり
Peter: Hunting.
Natsuko: 「狩り」、これはNounですね。でももともとは、これVerbなんですよね。もともとの形は、狩る
Peter: To hunt.
Natsuko: この「狩り」という言葉は、そのままもちろん「狩り」でHuntingという意味にもなるんですけれども、その前に言葉を付けて、「~~狩り」というふうにすることが多いです。たとえば今日のTopicのオタク狩り、他にも、魔女狩りなんてありますね。
Peter: Witch hunting?
Natsuko: 鹿狩り
Peter: Deer hunting.
Natsuko: それから、たとえば、紅葉(もみじ)狩り、なんて言うんですよ。
Naomi: あー、そうですね。
Natsuko: これは、秋になって紅葉した山とかを見に行くことなんですね。
Naomi: 実際にもみじを切るということではないので、気を付けて下さい。Peterさん、切らないで下さい。
Natsuko: そうです、切っちゃだめです。ただ見るだけです。見るだけなのに、なぜかHunting、ていうふうに言うんですよね。
Peter: うん。
Natsuko: もしかしたら、その紅葉してる赤い葉っぱを探す、という感じで「狩り」という言葉を付けてるのかもしれません。
Peter: 勉強になりました。
Natsuko: はい、次のキーワードは、モヒカン
Peter: Mohikan
Natsuko: これは、髪型のことですよね。真ん中だけ、髪の毛が残ってて
Naomi: 頭の真ん中が、とさかみたいになってる、たぶんわからないですね、立ってる
Natsuko: 立ってるんですよね。
Peter: はい。
Natsuko: で、あとは、髪の毛そっちゃってるような
Naomi: ワイルドな髪型ですね。
Natsuko: そうですね。日本では、特に不良の男の子がやってることが多いんですよね。
Naomi: あと、Punkもね。バンドとか
Natsuko: そうですね。あの髪型たいへんでしょうね。日常生活。
Naomi: リスナーの方で、モヒカン刈りの方がいたら何分かかるのか教えてほしいですね。
Natsuko: うん。セットするのたいへんそうです。
Peter: So this hairstyle is associated with rough kids.
Natsuko: 次のキーワードは、ひっとう
Peter: Top ranked, at top of the list, at the head of.
Natsuko: このキーワードは、漢字を見るとなかなかおもしろいんですけれども、最初の字は、これNaomiさん、なんという字ですか?
Naomi: 筆(ふで)
Natsuko: Brush
Naomi: そうですね。Ink Brushですか?
Natsuko: そうですね。Penのことも言いますよね。それで、次の漢字が
Naomi: 頭
Natsuko: これは、Headのことですよね。だから、Ink brushのHead、で、 Something comes first ていう意味なんですよね。
Naomi: そう、だからいちばん、リストの一番最初、ていう感じでしょうね。
Natsuko: そうなんでしょうね。この言葉は、結構ひんぱんに出てきますよね。じゃ、例文をお願いしてもいいですか?
Naomi: はい、筆頭株主
Peter: Biggest shareholder.
Naomi: よく新聞で出てきますね。
Natsuko: そうですね。
Naomi: 佐藤さんを筆頭に、みんな頭がいい。
Peter: Having Mr. Sato at top of the list, everyone is smart.
Natsuko: ですから、この「筆頭」というのは、代表的なRepresentativeとかそういうようなNuanceのある言葉なんですね。
Naomi: そうですね。筆頭~~、ていうふうに他のNounと一緒に使うこと多いですよね。
Natsuko: そうですね。とにかく、リストのトップに来る、ていうふうに覚えておけばだいじょうぶだと思います。次のキーワードは、チンピラ
Peter: Hoodlum.
Natsuko: この「チンピラ」というのは、最近あまり聞かないかもとおもうんですけれども
Naomi: 聞かないですね。これ不思議なんですよね。なぜカタカナで書くんでしょうね、チンピラ
Natsuko: うーん、日本語だと思うんですけれどね。
Naomi: 海外の言葉ではないんですが、なぜかカタカナで、チンピラ。漢字はありません。
Natsuko: これは、まともな仕事についてる人のことはあまり言わないですね。
Naomi: そうですね。
Natsuko: それで、しかも、あんまり中心的なキーパーソンでもなくて、すごく下っ端というか
Naomi: たとえば、Gangだったら、Bossじゃないんですよね。
Natsuko:そうですね。
Naomi: Bossの下の下の下、みたいな。一番最初に、映画だと死んじゃう人。
Natsuko: そうそうそう。ようするに、大したことないやつ、なんだけど、よくないことをやってるやつ、というそういうイメージですね。具体的に、「この人が」とか言えないんですけれども、
Naomi: そうですね。あんまりチンピラに知り合いいないですよね。
Natsuko: そうなんですよね。次のキーワードは、にほんとう
Peter: Japanese sword.
Natsuko: これは、すごくわかりやすいと思うんですけど、「日本」がJapanという意味で、「刀」という漢字は、「かたな」と読みますね。これは、Swordの意味です。会話では、いきなりこんな物、持ち出してましたけど、普通持ち歩きませんよね。
Naomi: だめですね。つかまります。
Natsuko: 絶対だめですね。これ持ってると、おまわりさんにつかまります。
Peter: そうですか?
Naomi: え、持ってるんですか?
Peter: いや、持ってる友達もいます。
Natsuko: え?
Peter: 持って出かけます。
Natsuko: 持って出かける?
Peter: はい。そうです。なんでしたっけ?居合道
Naomi: あー。
Natsuko: So, Martial artsのひとつですね。
Peter: そうですね。
Naomi: たぶん特別な刀ですね。
Natsuko: そうですね。もちろん日本のTraditional martial arts で、この日本刀を使うのもあるので、そういう場合には持ってる人もいると思いますけど、すごく厳しい特別なPermissionが必要です。Licenseがいります。
Peter: いや、彼、持ってなかったんですね。
Naomi: え?
Natsuko: それはつかまりますよ、本当に。
Naomi: じゃ、あとで警察に連絡しましょう。
Natsuko: みなさんごぞんじかどうかわからないですけど、日本刀というのはすごく長いんですね。 It’s really a sword. It’s pretty long. I think that a yard.
Peter: Yeah three feet.
Naomi: え?そんなに長いんですか?
Natsuko: I think maybe more. そう、だから、コッソリ持ち歩けないと思いますから、持って歩いてると、たいていおまわりさんに「ちょっと君、君!」って言われると思います。なかなか隠して持てないとおもいます。
Peter: あー、そうですか。じゃ、本人に聞いてみましょう。
Natsuko: そうですね。Imitationのもありますからね。次のキーワードは、ひるむ
Peter: Flinch, wince.
Natsuko: これは、何かしようと思って、ちょっとTaking a backという感じですよね。怖いことが起きるので、これ以上先にはやめておこう、という感じですね。
Naomi: そうですね。怖がってやめる、という感じだと思います。
Natsuko: 一歩前に進めない感じですよね。
Naomi: そうですね。
Natsuko: 例文をひとつ見てみましょう。
Naomi: 1級のテストを見て、難しい問題にひるんだ。
Peter: I took a look at the level 1 test and winced at the difficult questions.
Natsuko: あー、よくありますよね。一瞬ペンが止まっちゃうようなね。
Naomi: え?知ってる単語の方が少ない!とかね。
Natsuko: あるあるある。そういう時に、まさにぴったりのVocabularyだと思います。
Naomi: そうですね。1級のテストを見て、難しい問題にひるんで、申し込みをしませんでした。
Natsuko: 次のキーワードは、かくご
Peter: Resolution, preparer.
Natsuko: これは、「覚悟」の形のままだとNounなんですけど、いつものように「する」を付けて、動詞としても使うことが多いですね。
Naomi: 覚悟をする
Natsuko: そうですね。「を」が付く場合もありますね、今みたいに。覚悟する、覚悟をする、どちらもまちがいではありません。

Lesson focus

Natsuko: それでは、今日のレッスンのポイントに行きましょう。今日のポイントは、~~てやつ。これは会話では、「オタク狩りってやつ?」という表現で出てきましたね。この「~~てやつ」これは、本来「~~というもの」の表現のCasual Formなんですよね。
Peter: So it’s the casual form of というもの
Natsuko: 「という」が「~~て」になることが多いですよね。 So it’s the casual version of という。それに続く「やつ」これは、「物」と同じですね。 So it’s the informal kind of a rough way to refer to 物
Peter: Things, stuff, person.
Natsuko: 「という」は前にもやりましたけれども、 refer to something のときに使われるPhraseですよね。それで、「やつ」は「物」、 thing、matterと同じですから、thing to say 直訳するとそういう意味ですね。
Peter: という is used as follows. Noun one plus
Natsuko: という
Peter: And a casual form
Natsuko: て
Peter: So right now, we have noun 1 plus
Natsuko: て
Peter: Followed by noun 2. Noun
Natsuko: て
Peter: Noun 2, which means noun 2 is called noun 1, or if it’s used as follows, verb in the plain form plus
Natsuko: て
Peter: Noun. The clause proceeding という or て is explaining the content of the following noun.
Natsuko: ちょっと例を見てみましょうか。そうするとわかりやすいですね。
Naomi: 山田ってチンピラ知ってる?
Peter: Do you know a thug called Yamada.
Naomi: ドラゴンボールって漫画知ってる?
Peter: Do you know a manga called Dragon ball?
Naomi: それから、Japanesepod101ってPodcast知ってる?
Peter: Do you know the podcast called japanesepod101.com?
Natsuko: そうですね。だから、日本語だと、最初に出てくるNounが、英語だと逆になるんですね。これちょっと聞いただけではわかりにくいかもしれないので、PDFなんかを見てよく確かめておいて下さい。これ、順番をまちがうと、違う意味になっちゃいますからね。
Naomi: そうですね。PodcastってJapanesepod101知ってる?意味わからないですね。

Outro

Natsuko: それでは、今日のレッスンはここまでにします。また、PDFとかLesson Notesをチェックして復習してみて下さい。それではまたね。

Grammar

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