Intermediate Lesson #68 |
INTRODUCTION |
Natsuko: こんにちは、Natsukoです。 |
Naomi: Naomiです。 |
Peter: Peter here. |
Natsuko: みなさん、お待たせしました。今日は、またAgnesさんのストーリーに戻ります。あ、そういえば、Naomiさんは、このAgnesさんのストーリーは初めてなんですよね。 |
Naomi: そうなんですよ。初めてなんです。Murakami Agnesさん、この人は日本人ですか? |
Natsuko: ハーフでしたっけ? |
Peter: 確かに日本人です。けど、名前はちょっと変わってますね。 |
Natsuko: そうですよね。ちょっと変わった名前の人なんですけど、この人が主人公で、東京に出てきて新しく仕事を始めたり、家を探したりしていたんですよ。彼女がこの間就職して、新しくオフィスに行ったら、とても大きな仕事をまかされて、今たいへんなことになっているんですよ。ね、Peterさん。 |
Peter: そうですね。 |
Naomi: そうですか。 |
Peter: あ、お父さんは、Agnesなんでしたっけ、あの有名な人が好きで。 |
Natsuko: あ、わかった。アグネス・チャンだ。 |
Peter: そうですね。そこから名前が。 |
Naomi: あー、おもしろい。 |
Natsuko: そんなAgnesさんが、じゃ、仕事がどうなったかちょっと今日の会話を聞きながら見てみましょう。 |
DIALOGUE |
野村: おはようございまーす。 |
村上アグネス: あ、野村さんおはようございます。 |
野村: アグネスさん、今朝も早いね。昨日も遅くまで残業していたでしょ? |
アグネス: 昨日、ゴリさんから電話があって。。。色を変えなきゃならなくなったんです。だから間に合うかどうか心配で。 |
野村: ええっ!今から?それはひどいねー。 |
アグネス: 違う色でやり直してたら、全体を修正しないわけにはいかなくなってしまって。。。 |
野村: 大丈夫?プレゼンは明日でしょう? |
アグネス: でも、クライアントの要望だから聞かざるをえないですよねぇ。 |
野村: そうねえ。。。そういう困ったクライアント、多いよね。あ、今の、社長には内緒だよ。 |
アグネス: 社長のお友達ですもんね。 |
野村: だから、言うことを聞かないわけにいかないんだけどね。 |
アグネス: ああー、どうしよう。間に合うかしら。 |
野村: 僕、今日の仕事が一段落したら手伝ってあげるよ。この仕事は落とすわけにはいかないでしょう。 |
村上アグネス: いいんですか?ごめんなさい。 |
野村: いいんだよ。入社したばかりでこんなきつい仕事、大変だろう。後で誰か他にも手伝えるかどうか聞いてみるよ。 |
村上アグネス: ありがとうございます! |
Natsuko: 次は英語が入ります。 |
野村: おはようございまーす。 |
Good morning. |
村上アグネス: あ、野村さんおはようございます。 |
Oh Mr. Nomura, good morning. |
野村: アグネスさん、今朝も早いね。昨日も遅くまで残業していたでしょ? |
Agnes, you are here early again. You were working late last night, weren’t you? |
アグネス: 昨日、ゴリさんから電話があって。。。色を変えなきゃならなくなったんです。だから間に合うかどうか心配で。 |
I got a call from Gori san yesterday and I had to change colors. So I was worried about whether I could meet the deadline or not. |
野村: ええっ!今から?それはひどいねー。 |
What? Changes this late in the project? That’s awful. |
アグネス: 違う色でやり直してたら、全体を修正しないわけにはいかなくなってしまって。。。 |
When I changed the colors, I had to redo the entire thing. |
野村: 大丈夫?プレゼンは明日でしょう? |
Are you okay? The presentation is tomorrow, isn’t it? |
アグネス: でも、クライアントの要望だから聞かざるをえないですよねぇ。 |
Yes, but we have to listen to client’s requests. Don’t we? |
野村: そうねえ。。。そういう困ったクライアント、多いよね。あ、今の、社長には内緒だよ。 |
I guess so. There are so many problem clients like that you know. Now don’t tell the president that I just said that. |
アグネス: 社長のお友達ですもんね。 |
He is a president’s friend, isn’t he? |
野村: だから、言うことを聞かないわけにいかないんだけどね。 |
That’s why we can’t ignore what he says. |
アグネス: ああー、どうしよう。間に合うかしら。 |
Oh, gee. What should I do? I wonder if I will make it in time. |
野村: 僕、今日の仕事が一段落したら手伝ってあげるよ。この仕事は落とすわけにはいかないでしょう。 |
I will help you today when my own work winds down. We can’t afford to lose this project, okay? |
村上アグネス: いいんですか?ごめんなさい。 |
Are you sure? I am sorry to be such a bother. |
野村: いいんだよ。入社したばかりでこんなきつい仕事、大変だろう。後で誰か他にも手伝えるかどうか聞いてみるよ。 |
That’s all right. This must be a tough job for someone who just joined the company. I will ask around later to see if anyone else can help as well. |
村上アグネス: ありがとうございます! |
Thank you so much. |
POST CONVERSATION BANTER |
Natsuko: Naomiさん、今日の会話どう思いましたか? |
Naomi: Agnesさん、たいへんそうですね。 |
Natsuko: かなりたいへんみたいなんですよ。 |
Naomi: 残業したり |
Natsuko: この前のレッスンでは、終電に間に合わなくなったりしてたんですよ。 |
Naomi: あらららら。 |
Natsuko: 今日もたいへんなことになってそうですね。 |
Peter: So she has very tough right now. |
Natsuko: Yes it seems so. It seems that her tough situation hasn’t got any better. |
Peter: Yeah. Welcome. |
Natsuko: It’s becoming worse. |
Peter: Welcome to Tokyo. 東京へようこそ、ですね。 |
Natsuko: なるほどね。 |
VOCAB AND PHRASE USAGE |
Natsuko: それでは、今日のVocabularyとPhraseを見ていきましょう。最初のキーワードは、けさ |
Peter: This morning. |
Natsuko: これは、読み方がちょっと難しい言葉なので、漢字が出てきたときには、気を付けて下さい。これ、最初の漢字は「今」という字ですね。これは、NowとかThisとかそういう意味があります。次の漢字は、「朝」 morning 、このふたつの漢字で、 this morningという意味になるんですけれども、なぜかこれで「けさ」と読むんですよね。 |
Peter: 試験によく出てきます。 |
Natsuko: おー、チェックしなきゃいけませんね。 |
Peter: そうですね。2級とかそういう、気を付けてください。 |
Natsuko: So it’s one of those tricky words. |
Peter: That’s right. 落とし穴ですね。You gotta watch out for this one. |
Natsuko: じゃ、Naomiさん、例文をひとつお願いします。 |
Naomi: 東京は、今朝は雨でした。 |
Peter: It rained in Tokyo this morning. |
Natsuko: 次のキーワードは、ざんぎょう |
Peter: Overtime work. |
Natsuko: あ、いやな言葉だ。 |
Naomi: Natsukoさんは、よく残業をするんですか? |
Natsuko: こないだ、家で朝まで仕事しちゃいました。間にあわなくて。 |
Peter: あ、そうですか? |
Natsuko: まぁ、珍しいんですけどね。 |
Peter: そうですね。普通、6時、6時半、7時ぐらいに帰りますね、Natsukoさん。 |
Natsuko: なるべく早く帰るようにしています・ |
Peter: いいですね。 |
Natsuko: But sometimes I have to work overtime because I have to meet the deadline |
Peter: Yeah. |
Natsuko: For the translation. この「残業」という言葉は、最初の」漢字が「残」これは残るという言葉ですね。 something left over ていう意味です。「業」というふたつ目の漢字は、これは、 work とかservice とかそういう意味なんですよね。ですから、ここも it’s quite simple, overwork. |
Peter: Overtime. |
Natsuko: Yes. 次のPhraseは、~~かどうか |
Peter: Whether or not. |
Natsuko: これは、よく出てくるPhraseなんですけれども、「か」の前にはVerbやAdjectiveやNounが入って、 Whether or not something という意味に使われます。例文を見た方が早いですね。Naomiさん、最初の例文をお願いします。 |
Naomi: パーティーに行くかどうかまだ決めていないんだ。 |
Peter: I haven’t decided whether or not to go to the party. |
Natsuko: この場合は、行くかどうかという Whether to go or not. 「行く」という動詞がTo goなので、Whether to go or not という意味になるわけです。次の例文をお願いします。 |
Naomi: 油が十分に熱いかどうか、温度を測ってみよう。 |
Peter: Let’s measure the temperature of the oil to find out whether or not it’s hot enough. |
Natsuko: この場合は、熱いかどうか、「熱い」というAdjectiveが入ってますね。ですから、 Whether or not it’s hot という意味になるわけです。 |
Naomi: 基本の形が入るんですね。 |
Natsuko: そうなんです。dictionary form ですね、全部。じゃ、最後にもうひとつ、例文をお願いします。 |
Naomi: あ、こわーい、この文章。犯人が本当にテロリストかどうかはわからない。 |
Peter: We still don’t know whether or not the criminal is really a terrorist. |
Natsuko: この場合は、テロリストかどうか、テロリストというNounが来てますね。それで、 Whether or not the criminal is a terrorist という意味になるわけです。次のキーワードは、しゅうせい |
Peter: Revision, amendment, correction. |
Natsuko: これは、ビジネスでよく出てくる言葉です。覚えておいて損はないと思いますよ。 |
Peter: あと、 Microsoft word 日本版、よく出てきます。 |
Natsuko: なるほどね。「修正」というのはNounですけれども、「修正する」というVerbの形で使うことも多いですね。Naomiさん、例文をお願いします。 |
Naomi: はい。書類の間違えを修正して下さい。 |
Peter: Please correct the error in the document. |
Natsuko: 次のキーワードは、ようぼう |
Peter: Request. |
Natsuko: これも、ビジネスで、特にCustomer Serviceなんかの時にはよく使う言葉ですよね。このキーワードは、最初の漢字の「要」がNeedという意味で、2番目の「望」という漢字が、HopeとかWishとかWantという意味なんですね。ですから、Need hope, でRequest. Some kind of a wish to change something. これも、じゃ、例文をお願いします。 |
Naomi: 要望がございましたら、担当者にご連絡下さい。 |
Peter: Please contact the person in charge if there are any requests. |
Natsuko: これは、とってもPoliteなJapaneseでしたけれども |
Peter: そうですね。 |
Naomi: よく使いますね。 |
Natsuko: よく出てきますよね。 |
Naomi: 担当者、 A person in charge これはとてもよく使います。 |
Natsuko: そうですね。 |
Naomi: 担当者に電話下さい、担当者にメールを下さい。 |
Peter: Please call the person in charge or please mail the person in charge as in email please email the person in charge. |
Naomi: あと、「担当者様」ていうふうにビジネスレターで書くときもありますよね。 |
Natsuko: そうですね。 To whom it may concern という意味ですね。 |
Peter: Ah. |
Natsuko: 誰だか相手の名前がわからないときに、「ご担当者様」なんていうふうに書いたりします。 |
Naomi: とても便利だと思います。 |
Natsuko: そうですね。 |
Peter: To who it may concern. |
Natsuko: 要望があったら、そういうふうに使うといいですね。 |
Peter: あともうひとつなんですが、 |
Natsuko: はい。 |
Peter: Natsukoさん、お願いします。 |
Natsuko: ございましたら |
Peter: The polite form of |
Natsuko: ありましたら。これもビジネスの場合には、「ありましたら」よりもさらにPoliteなので、よく使われますね。 |
Peter: そうですね。 |
Natsuko: 他にご注文はございますか?とか。 |
Naomi: あー、レストランでよく聞きますよね。 |
Natsuko: そうですね。次のキーワードは、ないしょ |
Peter: Secret, between you and me. |
Natsuko: これは、少しCasualな言葉ですよね。 |
Naomi: そうですね。よく「内緒話」という形で使いますね。 |
Peter: Ah, secret conversation. |
Natsuko: そうですね。これは逆にビジネスの場面では使いませんよね。 |
Naomi: 逆にね、使えないですね。 |
Natsuko: Business Secretとか something confidential なんかに、「内緒です」とかは使わないんです。気を付けて下さい。 |
Peter: あとよく覚えてるのは、内緒で、いつもParticle で、と一緒に使います。 |
Natsuko: そうですね。内緒で行く、 Go somewhere secret. 例文も、じゃ、お願いします。 |
Naomi: これ、先生には内緒だよ。 |
Peter: Don’t tell the teacher about this. |
Natsuko: あ、これなんかすぐ使えそうな表現ですね。 |
Naomi: Girlfriendには内緒だよ、とかね。 |
Natsuko: ん?ちょっと問題あるかな、それは。 |
Peter: Don’t’ tell my girlfriend. |
Natsuko: Peter、しょっちゅう使ってそうですね。 |
Peter: ちょっと待って。 |
Natsuko: 奥さんには内緒にしておくよ。 No, I am joking. |
Peter: あー、Natsukoさん、ありがとうございます。奥さんが聞いてますけど。 |
Natsuko: あ、聞いてますね。そう、内緒話はJapanesepodではできないんです。 |
Peter: はい、次、次、次。 |
Natsuko: はい、次のキーワードは、いちだんらく |
Peter: Settled for the time being. To quiet down. |
Natsuko: これ、本来、「段落」っていうのは、Paragraphとかに使う言葉ですよね。 |
Peter: はい。 |
Natsuko: だから、なんかSituationがNew Paragraphに移るような感じですね。 |
Peter: Clean slate. |
Natsuko: あ、そうそう。そんな感じですね。 Not completely discontinued but it kind of settles down for a while という、そういうNuanceなんです。 |
Peter: Okay so not clean slate but start a new line or like you said, start a new paragraph. |
Natsuko: そんな感じですね。 So not completely over. |
Naomi: 「一段落」の代わりに、「ひとだんらく」と言う時もありますよね。 |
Natsuko: そうですね。この「一」という漢字は「ひと」とも読むので、その読み方でも間違いではないです。 |
Naomi: ひと段落、いち段落、両方とも使えますね。 |
Natsuko: 使います。 |
Peter: To settle down. |
Natsuko: これも、「一段落する」という形で、Verbとして使うことが多い言葉です。じゃ、例文をお願いします。 |
Naomi: スキャンダルが一段落したので、選挙に立候補する。 |
Peter: As the scandal has quieted down, I will run for election. |
Naomi: 日本では、よくありますね、これね。 |
Natsuko: よくありますよね、こういうこと。 |
Naomi: ほんとにあきれるぐらいありますね。 |
Natsuko: 一段落してないのに立候補する人いますよね。 |
Naomi: そうそうそうそう。一段落してないのにやめない、とかね。 |
Natsuko: そうそうそう。誰とは言いませんけどね。 |
Peter: So even though, it hasn’t quieted down, they are still running for election or they are still in office. |
Natsuko: ま、こういうふうにどんなことにも使えるんですけれども It’s not completely over but it kind of settled down or quieted down というNuanceです。次のキーワードは、おとす |
Peter: To drop. |
Natsuko: これは、今Peterさんが英語を言ったように、 本来はto drop という意味で使われる言葉なんです。でも今日の、このAgnesさんの会話のように、「この仕事は落とすわけにはいかない」、これ「仕事を落とす」という使い方は、これはちょっと特殊な意味があるんですけれども、To fail to make the deadline などの意味になるんですね。 |
Peter: To fail. |
Natsuko: そうですね。 |
Naomi: 漫画家さんとかは、「原稿を落とす」なんていうふうによく使うみたいですね。 |
Natsuko: あー、そうですね。 |
Peter: So the cartoonist missed his deadline. あー、落とす。 missed the deadline. |
Natsuko: Missed the deadline ていう、そういう意味です。仕事とか締め切りとか、そういう言葉と一緒になると、このDropだけじゃなくて、Miss the deadlineとい意味になることがあります。ほとんどが、だから、Deadlineのある仕事のことですよね。ちょっとSpecialな使い方なので、覚えておいて下さい。 |
Naomi: Natsukoさんは使いますか? |
Peter: いい質問ですね。どうぞ。 |
Natsuko: 落とさないために、こないだ徹夜したんですよ。 |
Peter: So that you didn’t yeah… |
Natsuko: Yeah I was working all night in order not to 落とす the deadline. |
Peter: え、その結果は? |
Natsuko: 大丈夫でした。 |
Peter: よかったです。 |
Natsuko: So far it’s okay. それでは、気を取り直して、今日のレッスンのポイントに行きましょう。 |
Lesson focus
|
Peter: Today’s grammar point is the expression meaning cannot help something, something in English which in Japanese is |
Natsuko: ~~ないわけにはいかない |
Peter: Or |
Natsuko: ~~ざるをえない |
Peter: These expressions are used when there is no choice but to do something. |
Natsuko: そうですね。今日の、まさに今日のAgnesさんですね。 |
Peter: はい、そうですね。 |
Natsuko: 今日の会話のどこに出てきたか、ちょっと見てみましょうか。ないわけにはいかない、の例は、「修正しないわけにはいかなくなってしまって」、「いかなく」というふうに続いてますけれども、修正しないわけにはいかない |
Peter: So can’t help but correct everything in this case. |
Natsuko: 他にも出てきますね。言うことを聞かないわけにいかない。 |
Peter: So can’t help but listen to what the client has to say, what the client is requesting. |
Natsuko: この仕事は落とすわけにはいかない。 |
Peter: This usage is a bit different meaning can’t. |
Natsuko: そうですね。 |
Peter: So I can’t mess up, I can’t fail with this work. |
Outro
|
Natsuko: 他にも、なんというか Unavoidable situation というか can’t help do something というExpressionが今日のDialogueの中にもいろいろ出てきたので、これについては、PDFでもう少しくわしい説明をしておきます。 |
Peter: So inside the PDF, there is an explanation, a detailed explanation about what appeared in today’s conversation and this is a definite PDF you want to pick up especially if you are getting ready for the upcoming Japanese language proficiency tests. So がんばって下さい。 |
Natsuko: がんばって下さい。それでは、今日のレッスンはこの辺にします。また今度ね。 |
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