Intermediate Lesson #33 |
INTRODUCTION |
Natsuko: 第33回中級レッスン、この番組はエァクレーレンの提供でお送りしています。こんにちは、Natsukoです。 |
Yoshi: Yoshiです。 |
Natsuko: 今日は、まだRyutaさんのシリーズが続くんですよね、Yoshiさん。 |
Yoshi: あともう少しだけ続くみたいですね。 |
Natsuko: 続けてほしいっていう意見が多かったんですね。 |
Yoshi: はい。 |
Natsuko: あー、よかった。私もね、続きが気になってたんですよ。 |
Yoshi: そうですね。 |
Natsuko: しかも、話の展開がリスナーの方の意見のひとつを採用したんですってね。 |
Yoshi: はい、そうみたいですね。 |
Peter: That’s right. We’ve taken one of the listener’s suggestions and implemented it into the plot. |
Natsuko: すごいですね。お話がInteractiveに進行してますよね。 |
Yoshi: まさに、Jpodの醍醐味みたいな感じですね。 |
Natsuko: ほんとそうですね。ということは、これからもみなさんの意見がストーリーに反映される可能性があるってことですか? |
Yoshi: はい、そうだと思いますよ。 |
Natsuko: それは、すごい。 |
Yoshi: だから、どんどんいろいろな意見や感想を送って下さい。 |
Natsuko: そうですね。それによってまたストーリーが変わるかもしれません。じゃ、どうなるかさっそく聞いてみましょう。 |
Yoshi: はい。 |
DIALOGUE |
電話が鳴る |
陽子: はい、陽子です。 |
智子: 智子ですけど。 |
陽子: え、智子、大丈夫?どうして電話くれなかったの? |
智子: 今、稚内にいるの。 |
陽子: え、もどったの?どうして?仕事は? |
智子: もう戻らない。 |
陽子: え、どうして? |
智子: 陽子、ごめんなさい。あんなくだらない事で怒ったりして。本当にごめんなさい。 |
陽子: 智子、大丈夫? |
智子: いつの間にか皆いなくなってしまう。光陰矢の如しね。 |
陽子: 一体どうしたの?なんだか怖いわ。 |
智子: ごめん、いろいろあったから。でも、私は大丈夫よ.ただ、陽子の声を聞きたかったの。いつ最後になるかわからないから。この2週間でいろんな事を学んで、陽子の事がどれだけ大切か分かった。そういう訳で謝りたかったの。許してくれるかな? |
陽子: もちろん。私は何にも気にしてないよ。 |
智子: 私はこれからしばらく稚内に残るけど、ちょっと紹介したい人がいるの。 |
陽子: 誰? |
智子: 彼の名前は竜太。私には縁がなかったけど、あなたにならピッタリだと思うわ。 |
陽子: え、どういうこと? |
智子: もう行かなくちゃ。 |
陽子: あ、智子、待って! |
Natsuko: 次はPeterさんの英語が入ります。 |
電話が鳴る |
陽子: はい、陽子です。 |
Yes Yoko here. |
智子: 智子ですけど。 |
This is Satoko. |
陽子: え、智子、大丈夫?どうして電話くれなかったの? |
What Satoko! Are you all right? Why didn't you call me? |
智子: 今、稚内にいるの。 |
I am in Wakkanai now. |
陽子: え、もどったの?どうして?仕事は? |
What? You went back? Why, what about your job? |
智子: もう戻らない。 |
I am not going back. |
陽子: え、どうして? |
What! Why? |
智子: 陽子、ごめんなさい。あんなくだらない事で怒ったりして。本当にごめんなさい。 |
Yoko, I am sorry for getting upset over such a small thing. I am so sorry. |
陽子: 智子、大丈夫? |
Satoko, are you all right? |
智子: いつの間にか皆いなくなってしまう。光陰矢の如しね。 |
Before you know it, people die. Time flies. |
陽子: 一体どうしたの?なんだか怖いわ。 |
What’s going on? You are scaring me. |
智子: ごめん、いろいろあったから。でも、私は大丈夫よ.ただ、陽子の声を聞きたかったの。 |
Sorry. I had a lot going on, but I am fine now. I just wanted to hear your voice. |
いつ最後になるかわからないから。この2週間でいろんな事を学んで、陽子の事がどれだけ大切か分かった。そういう訳で謝りたかったの。許してくれるかな? |
I learned a lot in these two weeks and I realized how important you are to me. So I wanted to apologize. Can you forgive me? |
陽子: もちろん。私は何にも気にしてないよ。 |
Of course I don’t care at all about that. |
智子: 私はこれからしばらく稚内に残るけど、ちょっと紹介したい人がいるの。 |
I am going to stay in Wakkanai for a while but I have someone I want to introduce you to. |
陽子: 誰? |
Who? |
智子: 彼の名前は竜太。私には縁がなかったけど、あなたにならピッタリだと思うわ。 |
His name is Ryuta. It didn’t work out between us but I think you two will be perfect together. |
陽子: え、どういうこと? |
What do you mean? |
智子: もう行かなくちゃ。 |
I got to go. |
陽子: あ、智子、待って! |
Satoko! Wait! |
POST CONVERSATION BANTER |
Natsuko: Chigusaさん、今日の会話どう思いましたか? |
Chigusa: Satokoがこわいです。 |
Natsuko: こわいですよね。 |
Chigusa: え?自殺? |
Natsuko: どうしちゃったんだろう。 |
Yoshi: いや、それはないと思いますよ。 |
Natsuko: ね。 |
Yoshi: でも、相当参ってましたね。 |
Natsuko: そうですよね。ちょっとかわいそうな感じです。 |
Chigusa: 思い詰めてますね、相当。 |
Natsuko: このあと、どうなっちゃうんでしょう。あ、そうか、I Love で応募してきたやさしい人に慰めを求めればいいんだ。 |
Chigusa: おー。そうですね。Ryutaがだめでも。 |
Natsuko: そうそう、他にいっぱいいたもの。 |
Chigusa: いましたね。 |
Natsuko: ね。 |
Chigusa: あ、よかった、よかった。 |
Natsuko: よかった、よかった。 |
Yoshi: あの、Junjiもいましたよね。 |
Natsuko: あ、彼はカウントに入ってないんじゃなかったっけな。 |
Yoshi: そうですね。 |
Chigusa: そうですね。 |
Yoshi: じゃ、気を取り直して、Vocabularyに行きましょう。 |
VOCAB AND PHRASE USAGE |
Natsuko: それでは、今日のKey Vocabularies and Phrasesに行きましょう。最初は、くだらない。 |
Peter: Stupid, rubbish. |
Natsuko: Yoshiさん、例文をお願いします。 |
Yoshi: くだらない質問をするな |
Peter: Don’t ask such a stupid question. |
Yoshi: あのテレビ番組はくだらない |
Peter: That TV show is rubbish. |
Yoshi: 次のPhraseは、いつのまにか |
Peter: Before one knows. |
Natsuko: Yoshiさん、このPhrase、少し区切って説明していただけますか? |
Yoshi: はい。最初の「いつ」というのは when という意味ですね。 |
Natsuko: はい。 |
Yoshi: 「の」は possessive marker. |
Natsuko: あ、なるほど。 |
Yoshi: 次の「ま」というのは、間(あいだ)という言葉ですね。意味は、whileとかduring という意味です。次の「に」というのは、marker to indicate time. 最後の「か」は question の「か」です。 |
Natsuko: ということは、when があって、 while があって、 question だから、あ、 during when |
Peter: During when did it happen? |
Natsuko: そういう意味で使われてるわけですね。 |
Yoshi: そうですね。 |
Natsuko: あ、でもこれは、Questionの形で使われるわけではないんですよね。 |
Yoshi: はい。 |
Natsuko: もうひとつ。「いつの間にか」で、「間(ま)」のWhileという言葉が入っていますから、これは、突然起きたことではなくて、ある程度時間をかけて起きる変化、それに気がつかないという状態を表す言葉です。ですから、Something suddenly happened ではなくて、 something gradually happened but you didn’t notice ということですね。 |
Peter: さすがNatsuko san, very nice explanation. |
Yoshi: すばらしいですね。 |
Natsuko: わかりました?今ので。よく使う表現なので、覚えておいて下さい。Yoshiさん、例文をお願いします。 |
Yoshi: はい、いつの間にかあたりは暗くなっていた |
Peter: Before I knew it, it got dark around here. |
Yoshi: いつの間にか彼女を好きになっていた |
Peter: Before I knew it, I fell for her. |
Natsuko: 次のPhraseは、いなくなってしまう |
Peter: Someone or something a living thing is completely gone. |
Natsuko: この、「てしまう」という表現なんですが、まず「しまう」には complete という意味があります。そして、動詞のて-formに「しまう」を付けると |
Peter: Something is completely done and that’s it, no going back. |
Natsuko: という意味になります。 |
Peter: いなくなってしまう。 To die or to pass away but it can also mean to vanish. |
Natsuko: Yes so gone. |
Peter: 話の中で、死んでしまうという意味でしたね。 |
Natsuko: そうですね。たぶんSatokoさんはそういうことを言いたくて、この表現を使ったんですね。 |
Peter: Huh, そのふたつの場合、例をあげて下さい。 |
Yoshi: あれ?Peterさんはいますか? |
Natsuko: あ、ちょっと待って下さい。あれ?あ、ちょっといなくなってしまいましたね。さっきまでいたんですけど。 |
Yoshi: あ、そうですか。 |
Natsuko: この場合の「いなくなってしまう」は? |
Peter: To leave. |
Natsuko: そうですね。Peterが、死んでしまったわけではありません。 |
Peter: よかったですね。 |
Natsuko: よかったです。あー、なつかしいな、この映画。 |
Yoshi: そうですね。でも、この俳優さん、もういなくなってしまいましたね。 |
Natsuko: そうですね、残念です。 |
Peter: Now in both these examples, there is this feeling of regret or sadness. Perhaps in the movies, this person really liked that actor. In the previous example, the boss was looking for Peter. He had some kind of business that he needed Peter for. So it’s this feeling of regret or sadness. |
Natsuko: So a feeling of regret が入ってるところが、この「てしまう」のポイントですね。なぜかというと、completely gone だから、戻せないという感じが含まれるわけなんですね。「いなくなってしまう」以外にも、いろんな動詞で使える表現なんですよね。 |
Yoshi: はい。 |
Natsuko: じゃ、もうひとつ例文行きましょうか。 |
Yoshi: そうですね。あれ?Natsukoさん、ここにあったケーキは? |
Natsuko: え?全部食べてしまいましたよ。 |
Yoshi: えー!ちゃんと取っておいたのに。 |
Natsuko: あ、ごめんなさい。 |
Yoshi: 次のPhraseは、こういんやのごとし |
Peter: The literal translation is time goes by as fast as an arrow. However we interpret this as time flies. |
Yoshi: これは、ひとつのことわざですね。光陰矢の如しの、この「光陰(こういん)」、「光」、ひかり、 light、 これは、 day を意味します。そして、次の「陰」これは、Shadowていう意味ですが、ここでは「月」Moonを意味します。なので、「光陰(こういん)」は、ここでは、 days and nights ということになります。「矢の如し」「矢(や)」は、arrowですね。「の」はpossessive marker 「如し(ごとし)」は、~~みたい、 just like something ていう意味なので、 so days and nights are just like an arrow which means time goes by as fast as an arrow. ていうふうにとることができます。これも少し難しいですけど。 |
Natsuko: そうですね、でも、ひとつのSayingというかProverbとして、覚えておくと、「あ、日本語できるな」ていう感じですよね。 |
Yoshi: そうですね。 |
Peter: Very interesting proverb. |
Natsuko: Yes. 最後のPhraseは、私にはえんがなかったけど |
Peter: It wasn’t meant to be for me. |
Natsuko: この表現は、ちょっと説明が難しいんですけど、まず「縁(えん)」というのが、これすごく日本に独特の考え方なんですね。あの、訳しにくい言葉なんですけど、Social and emotional ties という説明が近いかな?ただし、このTiesは、自分の意志で作ったり、つないだりしたものではなくて、むしろDestinyのようなものとして考えられてます。ですから、自分の力でどうにかすることができないんですね。 |
Peter: そうですか? |
Natsuko: 「縁(えん)」という場合には、どちらかというとそういうふうに使われます。あと、まぁ、Destinyほどは強くなくても、わりあいCasualな関係Relationshipという意味でも使われる言葉です。人にも物にも使いますよ。で、よく使う表現として、「~~には縁がない」で Had nothing to do with というような意味になるわけです。 |
Peter: その逆はなんですか? |
Natsuko: 「縁がある」、これも自分から近づいて行くというよりも、自分では何もしなくても関係ができていた、とか、関係がある、たとえば、偶然何度も会うとかそういうようなときに「縁がある」というふうな言い方をします。 |
Peter: So it was meant to be – we use the expression |
Natsuko: 縁がある |
Peter: And if it wasn’t meant to be? |
Natsuko: 縁がない。じゃ、Yoshiさん、ひとつ例文をお願いします。 |
Yoshi: はい、私は、昔から病気には縁がありません。 |
Peter: Literally I have nothing to do with illness but if we interpret it here, I have never had an illness. |
Natsuko: そうですね、この「~~には」の「~~」のところには、いろんな言葉が入りますよね。縁がある、縁がない、どちらでも使いますけど。 |
Yoshi: たとえば、 |
Peter: Yoshi、こっち見ないで下さい。どうぞ。 |
Yoshi: たとえば、お金には縁がない、とか、恋愛には縁がない、という言葉はよく使いますね。 |
Natsuko: よく使うんですか?縁がある方では、 |
Yoshi: そのPhraseには縁があるんですけど、なかなかその物や恋愛自体には、なかなか縁がなくて、 |
Natsuko: 自分の力でなんとかしましょう。 |
Peter: So the way I remember this phrase is, the word end. Here the character is different but the pronunciation is also the word for circle. So if it was meant to be, you will have another chance. It will come around like full circle. So if it was meant to be, you will get another chance and that’s the way I remember this phrase. |
Natsuko: Hmm very good way to remember. |
Yoshi: We also use 円(えん) for like a Japanese yen for the money. |
Peter: Yeah. |
Yoshi: And the 5円. We usually put 5円 like the 5 yen. |
Natsuko: Oh yes. |
Yoshi: In the box when you go to shrine or temples but usually throw 5 yen coin… |
Natsuko: Yes. |
Yoshi: For wishing we have a good faith. |
Natsuko: Yes ご縁がありますように、 right? |
Yoshi: Yes. |
Peter: Very interesting. |
Outro
|
Natsuko: Yes,以上で今日のレッスンは終わりです。もっとくわしい説明はJapanesepod101.comのPDFを見て下さいね。他にもたとえばストーリーについてのCommentとかOpinionももう是非お待ちしてますんで、サイトにきて書き込んで行って下さい。 |
Yoshi: よろしくお願いします。 |
Natsuko: よろしくお願いします。 |
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