Dialogue

Vocabulary (Review)

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Lesson Transcript

松尾芭蕉
感動をわずか17音で表現する「松尾芭蕉」。言わずと知れた日本史上最高の俳諧師です。
「俳諧」とは、江戸時代以前から盛んであった「連歌」ということばの遊びを発祥としています。
連歌は、二人以上の人が五音・七音・五音と七音・七音の関連ある語句を鎖のようにつなげていくもので、貴族の間で流行していました。
このうち、冒頭の五・七・五を独立させ、さらに平易な単語を用いたり、読み手がくすっと笑ってしまうようなユーモアのある表現に仕上げたりと、庶民でも創作・鑑賞ができるようにしたものが「俳諧」です。
さらに芭蕉は、繊細な感性でありふれた景物の中に隠れている感動を探り当て、豊かな語彙で分かりやすく表現しました。
こうして、元来はことば遊びであった語の連なりは芸術の域にまで高められたのです。
彼の句で最も有名な「古池や蛙飛びこむ水の音」は、「古い池に蛙が飛び込んで水の音がした」という平凡な風景を詠んでいます。
それなのに、訪れる人もない古い池の静まり返った様子を想起させ、静寂を破って水に飛び込んだ蛙を、読み手の脳裏にまざまざと思い描かせます。小さな生き物が一瞬立てた音が、より一層、周囲の静けさを強調することとなり、その後はまた元の静寂が続いていくであろうことまでもイメージさせる句です。
17音で見事に自分なりの世界観を展開した彼の作品は、世代を超えて愛されています。

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