尾崎豊 |
「夭折のカリスマミュージシャン」といえば、「尾崎豊」。 |
1983年にデビューした彼は、その後、1990年代初頭にかけて若者たちの心を掴む楽曲を次々と発表しました。 |
特に、4枚目のシングル「卒業」は、学校や社会の不条理に傷つき、癒えない孤独を抱えたまま、自由や夢を追い求める十代の青年の心の在り様を表現しています。 |
青春の真っ只中で煩悶する若者は、たちまち彼の音楽に魅了されました。 |
その歌詞を真似した彼らによって、学校の窓ガラスが叩き割られるという事件が全国的に続発し、社会問題になったほどです。 |
自身も、中学時代は生徒会副会長を務める一方で、喫煙による停学処分を受け、高校進学後も喫煙で停学。 |
その処分が言い渡された夜に同級生たちと飲酒した挙句、パトカーが駆けつける大騒動を起こして、無期限停学処分を受けたそう。 |
停学処分が解け、通学はしたものの出席日数が足りず留年となり、自主退学しています。 |
1992年、マスメディアは彼の急死を伝えました。 |
わずか26歳。 |
葬儀には約4万人ものファンが参列し、その死を悼みました。 |
代表曲「I LOVE YOU」は国内のみならず、アジア各国の歌手にもカバーされています。 |
オリジナル曲およびカバー曲の総売上は全世界でおよそ1,000万枚を記録。今なお、聴く者の心を揺さぶる優れた楽曲です。 |
繊細な心と豊かな音楽的才能を持ち合わせていた彼。早すぎた旅立ちが惜しまれます。 |
Comments
Hide