Dialogue

Vocabulary (Review)

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Lesson Transcript

母さんの歌
冬は寒い季節だからこそ、人の温かさが心に沁みるもの。今回、紹介するのは木枯らしや降り積む雪を思わせる淋しい曲です。
『かあさんの歌』は1956年(昭和31年)に発表されました。作詞・作曲は窪田聡(くぼたさとし)で、彼が二十歳の時の作品です。
当時の彼は、せっかく合格した大学に進学せず「文学で身を立てよう」と家出中。家族とも連絡を絶っていました。こつこつ貯めた入学金や授業料を持って出ていってしまった息子なのに、両親は見限ることなく、無事を祈っていたそうです。
兄が彼の所在を調べて故郷に知らせて以来、母親から小包が届くように。窪田の好きな食べ物や手作りの衣類など、小包いっぱいに詰まった母の愛情は、どれほど彼の心に沁みたことでしょう。1番から3番の歌詞には、それぞれ中間部分に「母親から届いた手紙の文面」とされる文句が出てきます。
夢を追いかけているとは言え、級友は大学を卒業して就職し、親を安心させているというのに、自分は好き勝手な生活を送っている、そんな息子を心配してくれる両親…。彼は、感謝の念と申し訳なさが入り混じった気持ちを味わったのではないでしょうか。
短調のメロディーが歌詞の内容に合っていて、厳しい寒さの中でしみじみと故郷を思う青年の姿が想像されます。
さて、昔から日本の子どもたちが歌っていた「わらべ歌」には短調の曲が多いとか。『かあさんの歌』は、歌詞も曲も日本人の心の琴線に触れる歌なのです。

Kanji

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