Intermediate Lesson #80 |
INTRODUCTION |
Natsuko: こんにちは、Natsukoです。 |
Naomi: Naomiです。 |
Peter: Peter here. |
Natsuko: みなさんお待たせしました。今日は、またAgnesさんのストーリーに戻ります。前回のレッスンの内容を覚えていますか? |
Naomi: 確か、病院にAgnesさん行ったんですよね。 |
Natsuko: そうそう。Hard Workのせいで、胃が痛くなっちゃったんですよね。 |
Naomi: あ、そうでした。お医者さんに「ストレスですね」って言われてましたね。 |
Natsuko: 彼女の場合は、ほんとにストレスがたまってたみたいですからね。 |
Peter: So if you remember from last time, Agnes went to the hospital with stomach problems. |
Natsuko: おなかの痛くなっちゃったAgnesさん、今日は日曜日のはずなんですけれども、どうしてるでしょうね。 |
Naomi: そうですね。元気だといいんですけどね。 |
Peter: So for Agnes, today it’s Sunday. Let’s find out what’s going on today. |
DIALOGUE |
(携帯電話が鳴る) |
村上アグネス: はい、もしもし。 |
橋本雄介: もしもし?橋本だけど、アグネスさん、昨日電話くれた? |
アグネス: うん、5回くらいかけた。 |
橋本雄介: ゴメンゴメン、この週末は学会で広島に来ているんだ。 |
アグネス: ふーん。 |
橋本雄介: 昨日も一日研究発表があって...それさえなければすぐ連絡できたんだけど、何か大事な用事だった? |
アグネス: もう用事は済んだからいいの。 |
橋本雄介: えっ、何それ? |
アグネス: 雄介さん、病院勤務だって言ってたでしょ。だからお医者さんを紹介してもらおうかと思ったの。でも連絡が取れないから、近くのクリニックに行ったんだ。 |
橋本雄介: 医者?どうしたの? |
アグネス: 胃が痛いの。ストレス性胃炎だって。薬を飲んだら、だいぶよくなったけど、今日は一日家にいるわ。 |
橋本雄介: 胃炎?そうか、タイミング悪いなあ。 |
アグネス: 何が? |
橋本雄介: いや、広島から新鮮な牡蠣を送ろうかと思ったんだけど、胃によくないよね。送る前に連絡できてよかったよ。 |
アグネス: 牡蠣!? |
橋本雄介: あ、いや、アグネスさんの容態も心配だよ。大丈夫? |
アグネス: もういいよ...またね。 |
(電話切れる) |
橋本雄介: あ、アグネスさん! |
アグネス: ああー悔しい!胃さえ痛くなければ牡蠣は大好物なのに!しょうがない、お粥でも食べるか...。 |
Natsuko: 次は英語が入ります。 |
村上アグネス: はい、もしもし。 |
Hello. |
橋本雄介: もしもし?橋本だけど、アグネスさん、昨日電話くれた? |
Hello, this is Hashimoto. Agnes, did you call me yesterday? |
アグネス: うん、5回くらいかけた。 |
Yes, I called about five times. |
橋本雄介: ゴメンゴメン、この週末は学会で広島に来ているんだ。 |
Sorry about that. I am in Hiroshima this weekend for an academic conference. |
アグネス: ふーん。 |
Oh. |
橋本雄介: 昨日も一日研究発表があって...それさえなければすぐ連絡できたんだけど、何か大事な用事だった? |
Yesterday I had a presentation all day. If it weren’t for that, I would have been able to call you right away. Was it something important? |
アグネス: もう用事は済んだからいいの。 |
No, it’s okay. I already took care of it. |
橋本雄介: えっ、何それ? |
What? What did you take care of? |
アグネス: 雄介さん、病院勤務だって言ってたでしょ。だからお医者さんを紹介してもらおうかと思ったの。 |
You said that you were working at a hospital, right, Yusuke? So I was hoping you could introduce me to a doctor. |
でも連絡が取れないから、近くのクリニックに行ったんだ。 |
But I couldn’t get in touch with you. So I went to a local clinic. |
橋本雄介: 医者?どうしたの? |
A doctor? What’s wrong? |
アグネス: 胃が痛いの。ストレス性胃炎だって。薬を飲んだら、だいぶよくなったけど、今日は一日家にいるわ。 |
My stomach hurts. The doctor said, it was gastric inflammation caused from stress. I got much better after taking my medicine but I will be home all day today. |
橋本雄介: 胃炎?そうか、タイミング悪いなあ。 |
Gastric inflammation, huh! That’s bad timing. |
アグネス: 何が? |
What is? |
橋本雄介: いや、広島から新鮮な牡蠣を送ろうかと思ったんだけど、胃によくないよね。 |
Well I was thinking of sending you some fresh oysters from Hiroshima but it’s not good for your stomach. Is it? |
送る前に連絡できてよかったよ。 |
I am glad I got in touch with you before I mailed it. |
アグネス: 牡蠣!? |
Oysters? |
橋本雄介: あ、いや、アグネスさんの容態も心配だよ。大丈夫? |
Uh..Well, I was worried about your health as well Agnes. Are you all right? |
アグネス: もういいよ...またね。 |
I am all right. Bye, bye. |
橋本雄介: あ、アグネスさん! |
Agnes? |
アグネス: ああー悔しい!胃さえ痛くなければ牡蠣は大好物なのに!しょうがない、お粥でも食べるか...。 |
Dude, I love Oysters. If only I didn’t have this stupid stomach ache, oh well, I have no other choice. I guess I will have Rice porridge. |
POST CONVERSATION BANTER |
Natsuko: Naomiさん、今日の会話どう思いましたか? |
Naomi: 私、このHashimoto Yusukeさん、ていう人を知らないんですけど、Hashimoto Yusukeさん、ていうのは誰ですか? |
Natsuko: なんかね、Agnesさんが合コンをしたお医者様なんですよね。 |
Naomi: あ、お医者さんなんですか? |
Natsuko: お医者さんだけど、病院で研究をしてる人でしたね、確か。 |
Peter: So if you remember, Hashimoto is the doctor Agnes met at the Boy Meets Girl party, the 合コン |
Naomi: あ、だから、Agnesさんが「お医者さんを紹介してもらおうかと思ったの」って言ってるんですね。 |
Natsuko: そうそう。病院で働いてるから、知り合いがいるかと思ったんでしょうね。 |
Naomi: 病院で働いてる知り合いがいると、ちょっと安心ですもんね。 |
Natsuko: ぜんぜん知らないところに行くよりいいですよね。 |
Naomi: うん。 |
VOCAB AND PHRASE USAGE |
Natsuko: それでは、さっそく今日のVocabularyに行きましょう。最初の単語は、がっかい |
Peter: Academic conference. |
Natsuko: これは、漢字を見るとわかるんですけれども、最初の漢字「学」はStudyとかAcademicとかそういう意味ですね。で、2番目の漢字「会」は、MeetとかSessionとかそういう意味なんです。ですから、勉強をしている人が集まっていろいろ発表したり、Discussionをしたりするそういう場のことです。 |
Naomi: 大学で研究をしている人なんかが、よく行ったりしますよね。 |
Natsuko: そうですね。ですから、 Researchers meeting ていう感じでもありますよね。じゃ、Naomiさん、例文をひとつお願いします。 |
Naomi: 来週、学会で日本へ行きます。 |
Peter: I am going to Japan for an academic conference next week. |
Natsuko: リスナーの方に、こういう方いらしたら、是非Japanesepod101で準備をしていて下さい。次の単語は、けんきゅうはっぴょう |
Peter: Presentation of research results. |
Natsuko: これ、そのものの英語の単語を、私見つけられなかったんですけど、Peterさん、こういう単語って英語であるんですか?普通にPresentationだけですかね。 |
Peter: I think that’s an accurate translation. |
Natsuko: これは、長い単語ですけど、ふたつの単語に分けられるんですよね。Naomiさん、説明していただけますか? |
Naomi: 研究 |
Peter: Study, research. |
Naomi: 発表 |
Peter: Announcement, presentation, release. |
Naomi: なので、研究を発表する場所、という意味なんでしょうね。 |
Natsuko: そうですね。ResearchしたもののResultとかを人々に見せたり紹介したりする、そういう意味ですよね。じゃ、例文をお願いします。 |
Naomi: 研究発表のための原稿を書く |
Peter: Prepare a draft for the presentation on one’s research. |
Naomi: たいへんそうですね。 |
Natsuko: 次の単語は、きんむ |
Peter: Work, duty, service. |
Natsuko: Naomiさん、この単語に使われているふたつの漢字、どっちも同じような意味ですよね。 |
Naomi: そうですね。日本語の単語っていうのは、同じような意味の漢字をふたつ組み合わせて作られることっていうのもあるんですよね。この「勤」も「務」も、両方とも「つとめる」という意味になるようです。 |
Natsuko: そうですね。両方とも読み方が一緒ですね。 |
Naomi: Peterさん、最初の「勤」というのは意味は? |
Peter: Work. |
Naomi: という意味に近くて、2番目の漢字「務」というのが |
Peter: Duty. |
Naomi: に近い意味だと思います。たいへん似た漢字ですよね。 |
Natsuko: そうですね。それで、このふたつが並ぶと、DutyとかWorkとかServiceという意味になるんですけど、これは「する」を付けて、「勤務する」という動詞にもなりますよね。 |
Naomi: とてもFormalな言い方ですよね。 |
Natsuko: これAttend workという意味ですよね。それから、今日の会話みたいに「勤務」の前に何か単語が付くこともありますよね。 |
Naomi: あー、そうですね。たとえば、病院勤務 |
Peter: Working at a hospital. |
Naomi: 海外勤務 |
Peter: Working abroad. |
Naomi: なんていうふうにも言いますよね。 |
Natsuko: だから、その場合は Working at some place という、そういう意味になるんでしょうね。次の単語は、しんせんな |
Peter: Fresh. |
Natsuko: これは、な-Adjectiveですが、いろんな場面で使われると思います。じゃ、Naomiさん、例文をお願いします。 |
Naomi: 今日のまぐろは新鮮だよ。 |
Peter: Today’s Tuna is really fresh. |
Natsuko: あ、これ魚屋さんとかでよく聞きますね。 |
Naomi: そうですね。東京には築地という大きなFishMarketがありますけれども、そこなんかに行くと、よく聞くかもしれないですね。 |
Natsuko: そうですね。「さっきまで生きてた」なんていうような感じのがね、いますよね。食べ物だけじゃなくて、他にも使いますよね。 |
Naomi: 君のアイデアは、とても新鮮だね。 |
Peter: Your idea sounds quite fresh. |
Natsuko: だから、英語のFreshという単語と、ほとんど同じように使える言葉ですよね。 |
Naomi: 「新しい」っていう意味なんでしょうね。 |
Natsuko: ほとんどPositiveな意味ですよね。英語のFreshも、Negativeな意味はないですよね。 |
Peter: あ、あります。 |
Natsuko: え?あるんですか? |
Peter: はい、そうです。 |
Naomi: ほんと? |
Peter: ほんとですよ。 Don’t be fresh. |
Natsuko: あー、なるほど。 |
Peter: なんていうのかな、その●●と●●00:10:35の意味ですね。 |
Natsuko: あー、なるほどね。 |
Peter: Fresh. |
Natsuko: そういう意味は、日本語にはないですね。じゃ、そこだけ気を付けて下さい。次の単語は、かき |
Peter: Oyster. |
Natsuko: これ、日本語だとおんなじ食べ物で、「柿」というのがあるんですけど、アクセントが違うので注意して下さいね。Oysterの方は、かき↘、Persimmonの方は、かき↗。 |
Peter: Oysterの方が、下がります。 |
Natsuko: 最初に上がって、下がる。かき↘ |
Peter: かき↘。で、Persimmonは、上がります。 |
Natsuko: そうです。かき↗ |
Naomi: 私は、柿も、かきも、両方とも好きです。 |
Natsuko: いいですね。今、両方ともシーズンですよね。 |
Peter: So Fall is the season for both of them. あと、最近Oyster barがはやってますよね。 |
Natsuko: JapanesepodのOfficeの近くにもありますよね。 |
Peter: そう、2件もできました。 |
Natsuko: え?2件もあるんですか? |
Peter: はい。 |
Natsuko: Peterさん、両方行ったんですか? |
Peter: いや、高すぎてまだ行ってません。 |
Natsuko: 広島では、かきは安いかもしれませんよ。 |
Peter: 広島って、かきが名物ですか? |
Natsuko: そうなんですよね。 So Hiroshima is very famous for Oysters. 次の単語は、ようだい |
Peter: Condition or state of illness. |
Natsuko: これはちょっとFormalな感じの言葉ですけど、病気のSeriousnessを意味する言葉でもありますよね。ニュースなんかでもときどき聞きますね。じゃ、Naomiさん、例文をお願いします。 |
Naomi: 手術後の山田さんの容体は安定しています。 |
Peter: Mr. Yamada’s condition is stable after the operation. |
Naomi: 難しいですね。手術後 |
Natsuko: 早口言葉みたいな例文でしたね。 |
Peter: 手術後 |
Natsuko: あ、Peterさん、うまい。 |
Naomi: 私よりじょうずじゃないですか。 You are much better than me. |
Natsuko: 今度から日本語のPronunciationやってもらいましょうか。次の単語は、かゆ |
Peter: Rice porridge. |
Natsuko: この言葉は、普通は、上に「お」を付けて、「おかゆ」というふうにして使いますね。 |
Naomi: かぜをひいたときなんか、子供のときには、よく食べました。 |
Natsuko: あ、私、今でも食べます。 |
Naomi: あ、そうですか。 |
Natsuko: はい。 |
Peter: So this is quite common for Japanese people to eat when they get sick. |
Natsuko: で、日本では、Porridgeと言っても、ほとんどの場合はRice Porridgeですね。Oatmealとかはあまり食べないですからね、日本人は。 |
Peter: おかゆって消化しやすいですね。 |
Natsuko: 普通のCooked Riceよりもやわらかいから食べやすいし、おなかにもやさしい食べ物なんですね。 |
Peter: あと、漢字もおもしろいですね。 |
Natsuko: そうですね。これ、真ん中に「米」という漢字が入ってますよね。 |
Peter: そして、左と右の方、両方、弓bowが入ってますね。 |
Natsuko: そうですね。なんで弓の間にお米なんでしょうね。 |
Naomi: 何なんでしょうね。 |
Peter: Bow Rice Bow. |
Natsuko: うん。なんでだろう。 |
Peter: なんでしょうね。 |
Natsuko: Originはわかりません。ま、でも、「米」という漢字が入ってるから、あ、これは何かRiceに関係ある漢字だなっていうふうにわかりますよね。 |
Naomi: 漢字って便利ですよね。 |
Lesson focus
|
Natsuko: それでは、今日のレッスンのポイントに行きましょう。今日のポイントは、ちょっとややこしい表現ですけど、~~さえなければ |
Peter: If it were not for something, something, if only something, something not. |
ちょっと複雑な感じの表現ですけれども、会話の中でどういうふうに使われてたか、ちょっと見てみましょう。最初は、それさえなければ、すぐ連絡できた。 |
Peter: If it were not for that referring to the presentation, I would have called you immediately. |
Natsuko: もうひとつでてきましたよね。 |
Naomi: 「胃」さえ痛くなければ、かきは大好物なのに |
Peter: Oysters are my favorite if only I didn’t have a stomachache. |
Natsuko: こういうふうに、最初の部分のConditionがなければ、後半のConditionができた、あるいは、できる、という、そういう構造になっていますね。 |
Naomi: ちょっと、なんか後悔 Regret な感じのね、感情がありますよね。 |
Natsuko: そうなんですよね。で、これは、「~~さえなければ」という表現のままだと If it were not for の意味なんですけれども、「さえ」と「なければ」の間に動詞が入ると、 If only something, something not の意味になるんですよね。 |
Naomi: あんなことさえ言わなければ |
Peter: If only I hadn’t said such a thing |
Naomi: よく私これ言ったりしますけど、あんなこと言わなければ |
Natsuko: ありますよね。 |
Peter: So the さえ adds more emphasis to that. Naomi Sensei just said the same phrase but without the さえ、もう一度お願いします。 |
Naomi: あんなこと言わなければ |
Peter: Reverse |
Natsuko: あんなことさえ言わなければ |
Peter: そう、Natsukoさんの方、 More emphasis |
Natsuko: もっと、ピンポイントに「あの言葉だけ、よくなかったんだよな」という感じですよね。 |
Naomi: そう。 |
Peter: And today we are discussing the negative conditional but it also works for affirmative conditional. Yeah 一番好きなのは、「愛さえあれば」 |
Natsuko: 後半は、Negativeじゃなくても使うんですよね。あれば。どうも今日のHashimotoさんとAgnesさんの会話の中には、あまり愛はなかったような気はするんですけれども。「かき」さえあればよかったのかもしれないですね。 |
Peter: かきさえ… もしかしたら、日本語の中で、初めて「かき」と「さえ」一緒に組んで使われたと思います。 |
Natsuko: そうかな?そんなことないんじゃないかな? |
Naomi: え?言いますよ。だって、かきさえ食べなければ、おなかが痛くならなかったのに |
Natsuko: ね、そっちはあるかもしれないですね。 |
Naomi: あー、でも、かきさえあれば |
Natsuko: かきさえあれば私は幸せ、そういう人もいると思いますよ。 |
Naomi: かきさえあれば、だんなはいらない。 |
Peter: すごいこと言ってますね。 |
Natsuko: すごいことになってますね。みんな結構Oyster好きですね。 |
Outro
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Natsuko:そういうふうに、いろんなEmphasisの表現で使えるので、くわしい説明はPDFにたくさんのっていますから、そちらをチェックして使いこなせるようにがんばって下さい。それでは、今日のレッスンはここまで。また。 |
Naomi: じゃ、また。 |
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